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もう一度働きたい(7)~(8)
子育てと仕事両立
十人十色のワークスタイルで
限られた時間を有効活用
「もう一度働きたい」とき、企業の求人に応募して勤務するだけではなく、様々なワークスタイルがある。今回は、資格を取得して在宅ワークをはじめた和田さんのケースと、人材派遣会社で「ワークシェア」的な働きかたをしている嶋田さんのケースを紹介する。いずれも、子育てと仕事を両立させるための働き方だ。
パソコンを猛勉強 ネット検定に合格
■インターネット検定を受け、在宅ワーカーとして働く和田聡子さん(35)
子供が二人とも幼稚園に入ったら、時間ができる。そうしたら、ぜひ働こう……和田さんはそう思った。
「好きなパソコンを使った仕事がしたい。でも仕事で使っていたわけでないのでワードやエクセルに自信がない」
迷う和田さんが、たまたま新聞で見つけたのが「NTTコミュニケーションズ インターネット検定」の記事だった。取得後、インターネットプロバイダー・OCNの電話サポートを在宅で行っている女性たち(CAVA)の話だった。
「絶対これだ」と、すぐに申し込み。翌日、問題集を買ってきて約3か月後の試験に向けて猛勉強した。
和田さんは、数年前、夫の転勤でロンドンに行った。パソコンを買って箱のまま現地に持っていったのだが、当時はまだパソコンのことが良く分からず、インターネットへの接続の方法も分からなかった。問い合わせのフリーダイヤルはつながらない。海外で聞く人もいなくて四苦八苦した経験がある。
それが、ネットがつながると同時に、「ものすごい情報量。海外で孤立していたのが、一気に世界が広がった」。
「だからインターネットで接続する苦労もわかる。一言教えてくれれば……という気持ちが良く分かるんです」。それが、この仕事につく強い動機に。
子供が寝たあと寝る時間を削って深夜2時3時までの猛勉強のかいあって、無事、昨年12月試験に合格した。CAVAスタッフになる研修も受け、今年の4月から、在宅で仕事をしている。
子供たちが幼稚園に行っている午前9時から午後1時半までが和田さんの仕事の時間。パソコンの前に座り、スイッチを入れると、お客さんからの問い合わせ電話が回ってくる。それを受け、適切なサポートをする。初歩的な質問もあれば、じっくり時間をかけて説明することも。
家事は9時までに終わらせ、仕事と決めた時間はきっちり仕事だけをする。
通勤時間がない分、時間を有効活用できる。時間の調整も自分でできるので、子供の行事に参加できるし夏休みも取った。「主婦にはいい仕事だと思います」。スタッフ同士の情報交換も盛んで、分からないことを教えあったりするなどで在宅の孤独感もない。
「毎日楽しくて、ずっと続けて行きたいと思います」
(詳細はhttp://biz.ocn.ne.jp/master/)
以前の経験生かし 自宅の近くで事務
■時間に制約がある人向けの派遣会社テンプスタッフグループ「グッドジョブ」で働く嶋田恵さん(28)
一般企業で経理や秘書の業務を7年つとめた嶋田さんは、出産を機に仕事を辞めた。
子供が1歳半になったときに、「そろそろ仕事を再開したい」と思ったとき、ホームページで「グッドジョブ」の求人を知った。
「グッドジョブ」は派遣会社で、週2、3日だけ働きたいとか、時間は短く、などいわゆるフルタイムでない働き方のスタッフを派遣している。
嶋田さんは、いわゆる派遣スタッフではなく、グッドジョブの社内勤務への応募だった。
事務職だった嶋田さんは、将来ヘアメークの仕事をしたいと自分で勉強をしていた。子供が小さいときに少しずつヘアメークの仕事も始めていた。
「就職するにしても、ヘアメークのために週1日か2日は時間をとりたい。仕事は以前の経験を生かしたい。場所と時間を最優先にしたいという難しい条件があったので、仕事選びは難航しました。小さい子供がいるので、もっぱらインターネットで探しました」
そんな難しい条件をクリアできそうだったのがグッドジョブだった。
通勤が30分程度の自宅に近いオフィスで、週3回。9時半から5時半で保育園の迎えにも間に合う。あいている日にヘアメークの仕事もできる。うってつけだった。
「子育てを手伝ってくれる母が、家の近くで働いてほしいと希望していました。しかし事務の仕事はなかなかなくて……。ぴったりの仕事が見つかりうれしいです」
派遣スタッフの登録受け付けなどが主な仕事。登録にくる人たちも「子供の手が離れたので」「自宅近くで幼稚園の送り迎えができるところを」などスタッフの要望に共感でき、理解できるのが強みだ。
「自分のできる範囲で仕事をするのにぴったりの仕事が見つかりました」
(グッドジョブの問い合わせ先は(電)0120・537・910)
2002.10.21 ぴーぷる
-女性の再就職支援講座(8)-
主婦から社会人へ
モード切り替え自分アピール
少し強気で 意欲見せよう
就職先を絞り込み、履歴書などの応募書類を提出して、いよいよ面接を受けることになったら……。今回は、面接対策法を考えてみる。ハナマルキャリアコンサルタントの上田晶美さんからのアドバイスだ。
■まずは社会人モードにきりかえる
ずっと家庭の主婦でいた人のなかには、近所付き合い、学校や幼稚園の保護者の集まりでは「謙虚」な姿勢を、と心がけてきた人も多いようだ。だが、仕事や仕事の採用面接試験という場所では過度の謙虚さは必要ない。自分のできることを率直にアピールしなくてはならない。『主婦モードから社会人モードへ』。その切り替えが必要だ。
■どんな点が面接でみられるのか
(1)人柄 仕事をまじめにきちんとこなし、明るくコミュニケーションが取れるか。責任感はあるか。信頼できるか。職場に溶け込む協調性はあるか。
(2)能力 業務に必要な能力が備わっているか。
(3)熱意 意欲、やる気があるか。
こうした点をどのように面接官がみるかというと、表情、態度、話し方、そして話の中身から判断する。生き生きして目が輝いているか。笑顔は。姿勢はどうか。てきぱきしているか。はきはき話しているか。そして質問に的確に答えているかどうか、といったことだ。面接官の質問には端的に結論から答えるようにしよう。
■転職の三大質問
(1)志望動機、(2)過去の実績、(3)自己PR。この3つは必ず聞かれるものと思って、あらかじめ準備しておくこと。なぜこの仕事につきたいのか。これまでの仕事の経験。自分の長所や短所を、まとめておこう。
女性の場合によく聞かれる特有の質問がある。特に小さな子供がいる場合は、その点の確認は必ずされるものと思って、準備が必要だ。
1、働ける時間や休日などの確認 無理せぬ範囲で先方の要望を聞く。
2、働く期間の希望 長く働くつもりでいたほうがよい。
3、残業できるか 「できる」と答えよう。そして短時間ならできる体制を整えよう。
4、子供が病気のときはどうするか あらかじめ預け先を必ず確保しておく。「休みをください」というのは避ける。
5、家族の同意は 「協力するといっています」「励ましてくれています」などの答えが必要。実際に協力体制は必要だ。
面接では、少し強気で答えるのがおすすめ、と上田さんは言う。前向きに仕事を得るんだという意欲を見せよう。
ただし、面接は相手を見るチャンスである。こちらにも会社や仕事、働く環境を選ぶ権利がある。怪しげな会社に入ってしまわないよう、条件や仕事内容などもよく確認することを忘れずに。
■上田さんからのエール
「この先10年20年、働くんだ、ということを考え、その場しのぎではなく、長い目で何がやりたいのか考えた仕事選びをして欲しい。好きなこと、やりたいことを仕事にできたら、幸せなこと、いい人生を送るためにぜひ、やりたい仕事、面白い仕事を探そう!」
2002.11.18 ぴーぷる
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