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パークホテルフィッツナウはあまりに素晴らしく、お客様から次々に電話がかかりその部屋を見て欲しいと言われ、これまでのハンディを一気に挽回したかのような盛り上がりを見せたのでした。おみやげも買ってしまいました。このエッグスタンドはペンギン家で愛用中のものです。スイスではいつも、家庭用の雑貨、特にキッチンに置くかわいいものを買ったりします。さてしかし、ツアーも6日目。勘弁してくれと言いたいところですが、きょうはこれから、またまた新たなヒヤリ!に見舞われることになるのです。なにも起こらない時は何も起こらないのに、続く時は続くものです...!きょうの予定は、ホテルから53キロの道程をチューリッヒの空港に向かい、13:30分発のOA132便(オリンピック航空)でアテネに向かいます。到着予定時刻は17:00ちょうど。そのままバスの車窓から観光し、宿泊はアテネのグランドブルターニュ。このホテルはシンダグマ広場の前にあり、古い造りなのですが、130年の歴史を誇る良いホテルなのです。そしてこのホテル内のレストランで夕食という、移動のみの日程。さぁ、きょうは何事もないように!スムーズにいきますように!頼むよ!頼む!チューリッヒのグループチェックインはスムーズに進み、エスカレーターで下に下りるとお土産屋さんがあります。ゲート前にも売店、お酒やチョコがこれでもか、と並んでいます。シートアサインはしませんでした。もともとOA側からシートアサインの表をもらわなかったので。たまに自由席のことがあるので、そうなのかと聞いてみるとやっぱり自由席でした。搭乗のアナウンスがあり、機内に入ります。赤いシートがノースモーキングで、緑のシートがスモーキングシートです。皆走ることもなく、淡々と着席します。機内はもうすでにギリシャでした。明るい音楽が流れ、それもいかにも異国情緒を刺激するような...。スチュワーデスの女性の方は、マニュアルモードの接客ではなく、満面の笑みでスナックの入った籠を肩の上に高らかに上げて腰を振って歩いたり、パフォーマンスで機内は大笑いでした。想像してもみて下さい!JALの、あるいはANAのキャビンアテンダントがこんなことをするなんて考えられますか?場合によっては『機内で調子に乗り、我が航空会社の品格を下げた』なんて始末書かもしれません。こんな時、あぁ、ギリシャへ行くのだな。こんな遠いところまで来たんだな。と感慨深いものがあるのでした。パリ、ロンドンあたりまでは、なるほどそうかそうか、という感じなのですが、イタリー、ギリシャ辺りに来ると、本当に異国にやってきたな、といつも思います。OA132便は定刻の30分遅れでTAKE-OFF。機内食はおいしいチキン、サラダ。デザートはタルトです。と、そこまでは良かったのです。ん?今なんか、聞き捨てならないアナウンスが入りませんでしたか?信じられないのですが、アテネへのダイレクト便だったはずのこの飛行機、これからベルギーに向かうというのです。まさか、そんなぁ...!な、なんでなの?焦りで喉がカラカラになり、頭には血が上り、さっそく先ほどの愛嬌たっぷりのスチュワーデスさんに理由を尋ねると、彼女はすっかり真面目モードに入っていて、緊張した声で「今は言えない」と言うではありませんか。スワッ!ま、まさか、ハイジャック?ハネムーンのお客様も、早々に英語によるアナウンスに反応し、「ペンギンさん、なんで!!??」と救いを求めてきます。平和だったのはおばさま3人組だけ。「どうしたの、みんな」なんてキョトンとした顔をしています。私のミスではないはずです。ちゃんとアテネ行きの便に乗ったはずだし。ベルギーったって、着いた後、またどうしろっていうのでしょう?話は逸れますが、ペンギン添乗員の史上最大のミスは、中国にて、行き先の違う飛行機にお客様を乗せたことです。たまたま席の配置も同じでスムーズに座り、離陸前のアナウンスを聞いていたら、西安に向かうはずなのに、しきりに機内アナウンスが「チンタウ、チンタウ(青島のこと)」と繰り返すのです。中国語はわからなかったのですが、さすがの私も変だなと気付くと、もう一つのアメリカ人のツアーの男性添乗員が血相を変えて自分の所のお客さんに「降りろ!降りろ!」と叫んでいました。もちろん、うちも降りました。当時の(18年くらい昔でしょうか)中国には搭乗案内の空港アナウンスなんてものはなく、地上係員の女性の方が小さな黒板に白墨で搭乗案内をサササッと書いて、あっと言う間に黒板消しでパッと消してしまう、というような、そんな信じられない方法だったのです。なので、中国の飛行機に搭乗する時は、通常、ギリギリまでセンディングの中国人ガイドさんが来てくれていて、二人で慎重に確認していました。ガイドさんとは搭乗口でお別れ。それで、乗るほうの私達も場合によっては、ほかの飛行機のプロペラが、ま近でブンブンまわっているようなそんな所を、自分で安全に気をつけながら目的の飛行機まで歩いていく...みたいなそんな世界だったのです。なんて、言い訳じみているけれど、この話は本当です。さて、私達の乗ったOA便が、まったくの想定外のベルギーに到着し、全員機内から出されました。そしてベルギーで停機すること1時間。空港職員に何回も理由を尋ねたのですが、ラチがあきません。また、他ツアーの添乗員が自然と一箇所に集まってきました。「一体、どうなっているんですか」皆でヒマにまかせて身の上話を始めると、偶然かどうか、どの添乗員も「まったく、今回のツアーは散々なんですよ」というような話をしていました。再び機内に乗るように、とのアナウンスで戻りました。すると、機内アナウンスで「労働時間の関係だ」というような説明がありました。労働時間の関係で違う国に行く?そんなのアリなのですか?この騒動のおかげでアテネの空港着が夜の10:30でした。そして、ホテルグランドブルターニュのレストランで、全員で深夜のディナーにビーフストロガノフと、デザートに舌がひん曲がりそうに甘い、お砂糖がザリザリと残るケーキをいただいたのでした。 さぁ、明日はまた早起きでエーゲ海クルーズです。
2006.08.24

飛行機のエンジントラブルの為にモスクワで機内一泊を強いられ、パリでの詰め込み観光、はたまたリヨン駅ではお弁当やさんの手配抜けで、このツアーはもう天から見放されたのかと、ちぐはぐな幕の内弁当を食べながらペンギン添乗員はため息をつくともなくつき、車窓からぼんやり外を眺めていました。特に、ハネムーナー6組に対しては本当に幸先が良くないことになってしまって、彼らの今後を考えると、なにやらシュンとしてしまうのでした。ところがこの時、このメンバーの中に、今向かっているスイスで思わぬ大ラッキーを掴むカップルがいたなんて、誰が想像したでしょう?TGV923をジュネーブで降り、入国審査を済ませ、スイスを共に旅するバスのドライバーのジョゼさんと初対面。スイスでは、出国するまで今回ガイドさんは誰も来て下さいませんので、彼との息が合うかどうかが、楽しい旅にできるかどうかの意外に大切なポイントになります。フランス人です。英語のレベルは私と同程度。ネイティブの英語ではないので、私にとってはかえってわかりやすいのです。つっかえながらも通じないもの同士、なにも、政治経済について論じるわけではないので二人のコミュニケーションで十分です。ウマが合うというのでしょうか、ガイドさんなしの時はやけにウマの合うドライバーと縁があります。楽しかった!一行はバスで253キロの道程、一路グリンデルワルドへと向かいました。ここは、明日のユングフラウ観光に大変便利な拠点です。途中、英国公園花時計、ベルンなどを自由に散策してもらいます。スイスでの1泊目はグリンデルワルドにて、サンスターホテルです。翌日のユングフラウヨッホ観光についての注意点をいくつかご案内し、夕食はミートフォンデュ!油がはねることもあるので、あまり上等の服は着ないようにお願いしておきます。ユングフラウヨッホ観光については、過去の日記に別ツアーの記述が少しあります。(写真はインターラーケンで買った温度計です)さて、そのラッキーというのはこのユングフラウ観光をすませ、向かった先のフィッツナウのパークホテルフィッツナウで起こったのです。1903年創業の歴史を誇る、フィアヴァルトシュテッテ湖(ルツェルン湖)のほとりに佇むベルエポック様式の、それはそれは素敵な、お城のようなホテル。インテリアは白く明るく統一されていて、部屋に入った途端に、今迄の浮世の憂さを忘れてしまいそうなそんなムード!ここでいつものチェックイン作業をすると、なんと、フロントスタッフに低めの小声で囁かれたのです。「部屋割りの都合でどうしても1部屋ハネムーンスウィートが混ざってしまった」と...!room number『733』で、天蓋付きのベッド(よく、白雪姫なんかがお休みになっているあれですね)だということです。にわかにペンギンの心臓の鼓動が激しくなってきました。ど、どうしろというのかっ!ただでさえ、このホテルに泊まるのは素晴らしいことなのに、ス、スウィートルームがこのルーミングリストの中に混ざっているとは...!誰に、このキーを渡せば良いの...?まず、申し訳ないけど、かしましいおばさんの3人組は速攻ハズレだろう。おばさん3人が天蓋付きベッドでお休みに...なんて、あまり絵にならない。一人参加の女性?申し訳ないけど、これはハネムーンスウィートなので、今回はすみません。やはり、どうしたってこれは、ハネムーン6組の中から選ぶことになるのだ!激しく1分くらい葛藤した結果、このような場合の鉄則を思い出しました。前にもちょっと書いたと思いますが、「あまり、他のグループと交流が密でないような大人しめの方!」そうです。何も悩むことはない...!パリのレストランでエスカルゴと静かに格闘していたあの素直なカップル!決定しました。ホテルの外線、内線電話のかけ方、プールの時間、タオルを部屋から持っていって下さいなどの、長くなるご案内は最初に話し、最後に何事もなかったような顔をして、皆さんにキーをお配りし、その中でも『733』は一番最後にお渡しし、皆が解散した後に超ラッキーカップルの袖をちょっと捕まえて事情をお話し、あまり言いふらさないようにお願いします。私も部屋に入ると、全員湖側の部屋にアサインされた為か、次々に皆さんから部屋に「ちょっとペンギンさん!部屋があまりにも素晴らしいので見に来てください!」と電話が入ったのでした。スイスを訪れた際には是非泊まってみたいホテルですね!一件落着!このツアーはこのあと、アテネへ向かいます。『スワッ!ハイジャック騒動?』に続く...。 リンツアーモンドチョコレートハイジのアイスデザートスイスみやげあれこれフロランティー
2006.08.14
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