太陽仮面の日々

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2005年10月16日
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カテゴリ: 彼と作る思い出
この土日、岩手にある彼(の父親の実家に彼と2人で行っていた太陽仮面です。

太陽仮面、実は東北には初めて行くのです。
(正確には初めてではありませんが、いわき市は東北という感じがしなかったなぁ)

彼から
「親父の親戚は ものすごい強烈 やぞぉ」
と聞かされていたので、
「いったい何がものすごい強烈なのだろうか?」
と、半分どきどき、半分わくわくの気持ちで行く旅でもありました。



いわゆる「田舎」というところで、親戚が次々と家にやってきます。
しかも、彼も全く知らない隣の家のおじさんに、
「○○さん(彼の父親)の息子さんですか?」
と、声をかけられ近所づきあいの濃厚さにも少しびっくりでした。
(ちなみに義父は15年くらい前に他界しています)

まぁ、ここまでは、私の実家からそう遠くない私の父の両親の実家とあまり変わらないような気がします。祖父が10年以上前に亡くなり祖母も今は施設暮らしだし、今は諸般の事情もあり私たちはそこには顔を出しませんが、お盆くらいに祖父母の田舎にいくと親戚中が集まって盆踊りだのカラオケ大会だのやっていた思い出があります。

そして東北といえば「 東北弁 」。
お年寄りの言葉は、英語を聴くようでした。
だいたい言わんとすることはなんとな~く分かるのですが、それで私たちにも分かるような言葉に訳せと言われれば困ってしまいます。
(ちなみに義母は、岩手にいるとき義父に通訳をしてもらっていたようです)


何よりもものすごいのは、「 過剰なほどの 食のおもてなし」でした。
「東北の料理は味が塩辛い」とよく聞く話ですが、今回はそれほど強烈な塩味の料理はなかったです(もっとも梅干しは関西の感覚で一つまるまる口に入れると酸っぱさと言うよりしょっぱさでえらい目に遭いましたが)。

私が圧倒されたのは、その 量 です。

大盛りのそばを盛られて食べた後で、「お代わりは?」と訊かれ、「(お椀に)3分の1くらい」と答えてお椀を出したら、次の瞬間 大盛りのそば が。
「これのどこが3分の1やねんっっっ!!!こんなに食えるわけないやろ~」
と、心の中でつっこんで、結局そばは残してしまいました。
次の晩ご飯も朝ご飯も、お腹が空かない間に大量にやってきたのでした。

元々大家族ということもあって、おかずの品数、量ともに見ただけでお腹いっぱいになりそうです。
その大ご馳走はお客さんが来たときだけかも知れませんし、そうでないなら農業等肉体労働でエネルギーがいるからなのかも知れませんが、そんなに客扱いもしてもらいたくなく肉体労働者でない私は、「気持ちだけ受け取って帰ります」という気分でした。

夜にも驚かされ感動する出来事がありました。
いろいろなきれいな石が好きと結婚式の時に言ったことを覚えていた彼の伯父さんが、近所の知り合いのところに私たちを連れて行ってくれたのです。

何よりも、その人の多趣味に驚かされました。
経営している工場(工作機械がたくさん並んでましたので、多分金属などを加工する工場だと思います)の一部を工房にし、鉱山から集めてきた水晶だの、昆虫標本だの、その人が自分で作った(しかもどこかから廃物を拾ってきて加工したらしい)金属製品だの、駅の忘れ物の傘と金網で作ったオブジェだの、所狭しと並んでいました。
圧巻は、工房の内壁上部にぐるりと張り巡らされた、岩手山始め周りに見える山々に似た石を集めて作った景色でした。
それらを見て、私も それほどに打ち込めなおかつ人に夢を与えられるものを持とう と決心したのでした。

1日目はそのように怒濤のように過ぎたせいかすぐに疲れ果て、2日目はやはり死にそうなほどの朝食を取った後(2つ折りのケータイほどの大きさの あん餅が「デザート」 だった。。。)、しばらく2人だけで、中尊寺や、毛越寺に行ってきましたがその行き帰りの電車で、ほとんど寝ていたような気がします。
(あ、中尊寺金色堂や毛越寺はなかなかよかったですよ。もう少し時期が遅いと紅葉も見られるようです)

もっとも、基本的には親戚はみんないい人なので、空港までも優しいおもてなしを受けた上に 持つのがやっとのおみやげ を持たされながら、疲れながら私たちは帰路についたのでした。

飛行機に乗ったときは解放された気持ちになったのですが、電球をちりばめたような大阪の街が空から見え、ものすごいスピードで新大阪の駅の上を過ぎたとたん、ほっとすると同時にとっても寂しい感情が私の中にわいてきたのでした。

彼らと直接の親族であるパートナーは「もう行きたくない」とのたまってましたが、南部鉄の鋳物を作っている工房の熱や南部せんべいの焼けるにおい、花巻空港の屋上に やる気なさそう に展示されていた飛行機の部品を思い出すと、私は何年か後にまた行きたいなぁ、と、心の中で密かに思っています。





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最終更新日  2005年11月18日 19時07分51秒
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