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今日は私にとって71回目のお正月である ◆ よく
「一年の計は元旦にあり」 と言う ◆ 確かに若い
頃は いつも何か 「よーし今年はこれをやるぞ」 と言
うものが あ ったが 今日はあまり大きな望みが湧いて
こない ◆ 初詣に行っても家族の健康以外に たいし
て大きな お願い事も無い ◆ 我々凡人は神社仏閣
にお参り するとまずお願い 事から始まるがこれは
邪道らしい、 まず初めにこれまでのご加護を感謝し、
その気持ち を 何らかの形で表し、ついでに一寸お願
い をするもの らしい ◆ 現役時代は始末に 困った
大型 カレンダーも 今年はほとんど送られてこない ◆
昨日 まで使った 卓上のカレ ンダーを始末しながら
毎月の ページに 書かれた我が菩提寺管長の墨書を
挙げて 一年を 省みることにする。
◆ 1月 千里の道も一歩から (私も昔は赤ん坊
だった、 いや今 も?)
◆ 2月 あふむくも、うつむくも梅の、浄土かな
(少々難しい。形は見なくとも香 りはあるもの。
幸福の 探し方と見た)
◆ 3月 桃花笑 春風 (待てばいつか人生の春
を運ぶ風も吹こう)
◆ 4月 母が呼ぶ 声かも知れず 散る桜 (盛者
必衰、 願わくは 花の下にて春死なん・・・
西行の心境か)
◆ 5月 天に星 地に花 人に愛 (三界 の美)
◆ 6月 草庵に 花なき時の 実梅かな (花は姿
かたちを無くしても大きな恵を 授けてくれる、そし
て この時期青い梅も花に見える。感謝、感謝)
◆ 7月 嵐 翠 (嵐と木々の実り、苦難は 生長を
もたらす)
◆ 8月 白雲 起峯頂 (エネルギーが湧き立つ
のは 精神の高陽時)
◆ 9月 朝の来 ない夜はない (辛い時は我満
しな さい。晴天と雨天はかわるがわる。天気予報は
その 交代を告げているだけ)
◆ 10月 清風 萬里秋 (たまには心の掃除を
して すがすが しい時を過ごそう)
◆ 11月 裏を見せ 表を見せて 散る紅葉
(見て見て!! 葉の裏側も、そして歩道を彩る
最後の 努力も認めてよ)
◆ 12月 祈りをこめて なにごとも (そ う、
祈りには 感謝の気持を込めるのですよ)
◆ 見事な墨書である。ここに転載したいが、
これも 一種の著作・作品であり、知的財産権に触れ
るかと 思い、味気ない文になった ◆ 元旦に何か
なさねば との一種の義務感のなさしめた所業 ◆
一種の つれ ずれの記。乞許 ◆
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