愈々庵気まぐれ日記

愈々庵気まぐれ日記

2009.09.09
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先日田舎の義姉から季節もののスダチが送られてきた

その中の同梱品に下の絵のようなお菓子が入れられていた

「池の月」と言うもので細かい米粉を溶いてすかすかに焼きあげ

砂糖の粉がまぶされている

昔は結婚式の日花嫁さんは母親に連れられて神社参り、婚家でも

義母に連れられて神社参りと近隣えの挨拶回りをした。その時

見物子供たちにはこの「池の月」がふんだんに配られた。そこで

この菓子の別名は「お嫁さん菓子」と言われた

義姉の手紙には今では探すのが大変だとのこと

60年も経つと懐かしかろうと同梱されていた

この菓子すべて手作りで池に映った月がそうであるように二つと

同じ大きさや文様は無いそうである


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さらにもう一つの素朴な菓子が入れてあった

こちらは「くろむぎ」と言うもの

炒った麦の粉をドウナツ状に固めて焼きやはり糖粉をまぶしてある

麦粉をこねて食べる「はったい粉」を乾燥したようなもので味も似ている

一種の和製クッキーであるが少し湿けったほうがおいしい

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「池の月」がやや上品なのに対してこちらは普通のおやつ

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今のように多様でなかった時代には子供のお菓子やおやつにも

主として米、麦、豆から作ったものが多い

そういえば昔は正月の餅つきのとき、砂糖をたっぷり入れた

餅をふんだんにつきあげ、半乾燥時に薄く切って乾燥保存し

これを煎ったり焼いたりフライしたりして一年中子供のおやつとしたものである

現代っ子の味覚に米菓子や麦菓子は合うはずもなく

老人夫婦は3時にコーヒーカップのサイドにおいて昔を忍んでいる






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Last updated  2009.09.09 15:05:16
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