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帝国ホテルでお茶をした後ホテル裏の田代橋から河童橋まで
30分コースを1時間かけてぶらり散策、自慢じゃないけど
追い越され専門で一人も追い越すことはなかった。
田代橋からを眺めると青空の下穂高連峰が遠望できた。
橋を渡って梓川の対岸を眺めると右から霞沢岳、三本槍、
六百山と続く2500m級の山々が目前に。
頂上付近をズームしてみると下のような鋭いキレットが見える。
平坦な河畔を歩んでいるがここは紛れもなく山岳地帯である。
上高地が一級のアルピニストから老爺老婆にまで人気のスポット
として人気があるのもうなずける。
しばらく歩むと上高地の開拓者ウエストン牧師のレリーフが
岩に埋め込まれている。明治21‐28年にかけて滞日した
師は山岳ガイド嘉門次の案内で穂高の山々を歩き、上高地を
絶賛、日本アルプスの命名に関与し著書を通じて紹介した。
また日本に近代登山を紹介して日本山岳会の設立に尽力している。
右側には白い小砂利におおわれた中州、梓川の水音
そして左側には色ずき始めた白樺、岳樺、唐松、クヌギ、楢
などの落葉樹を中心とした林が続くトランキライジングな空間。
川岸に毒々しい色の「マムシ草」の実が有った、今はその
面影はないが花の形がマムシが舌を出した姿に似ている
ことからこの名が付いたという。
浅瀬を見ると澄み切った流れを通して小石が秋の陽光に揺れていた。
ゆるい歩みでも程なく上高地の中心中の中心河童橋に着く。
後ろの建物は五千尺ホテル、この絵からは想像できない
立派なホテルである。上高地を舞台とする小説によく出るスポット。
一週間前に古本屋で「上高地殺人事件」という文庫本が
目にとまり300円で購入し読んでみたがここでは冒頭に少し
登場するだけであった。
下の写真は4時を回った頃なので人影はまばらであるが
日中のこの場所は日帰り客でごった返している。
ホテルの喫茶室も有名なケーキ目当ての客が列をなしていた。
河童橋の上から上流を見ると岳沢から扇沢のカール地形の上に
前穂高岳、吊尾根、奥穂高岳、天狗の頭、間ノ岳、西穂高岳と
日本を代表する稜線が西日を浴びてどっしりと控え下は
色づき始めた唐松や岳樺を羽織った梓川の渓流が広がっていた。
今日の宿は五千尺ホテルの姉妹館で河童橋を
挟んだところにある五千尺ロッジである。
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