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Costa Concordia号の遭難
大人の休日倶楽部フリーパス期間が始まったので15日から恒例の雪見旅で
角館に行ってきた。新幹線に持ち込んだ朝刊にイタリアの北方沿岸で座礁し
横転したイタリア・コスタ社のコンコルディア号の写真が出ていた。
(Wikipediaより
)
これを見て人ごととは思えない気がした。何を隠そう2008年11月私達は
まさしくこの船でチベタベッキア(ローマ外港)-サボナ(ジェノバ)-バルセロナ
ーパルマ(マヨルカ島)ーテュニス(チュニジア)ーマルタ島ーパレルモ(シシリア島)と
1週間の船旅をしたことがある。この旅の記録はブログにも記したが、特に
コンコルディア号については船の概要 比較考 なども
試みている。今回の遭難事故を読み説く一助 にとあえてここに記しておきたい。
豪華客船とは言っても確かに設備は素晴らしいが、ラテン気質の少数の船員と
中南米・アフリカ・東南アジアからの安い賃金の出稼ぎ労働者で運行されている
手軽で安価なクルーズ船である。昔のヨーロッパ人の感覚からすれば日本の
飛鳥号やイギリスのクイーンエリザベス号はバトラー付の旅、コスタ号のそれは
訪問家政婦付きの旅だろう。 多分費用は半分以下だろう。 新聞記事の豪華
クルーズ船も正しく読む必要がある。避難指示が悪かったとかいろいろ言われて
いるが、船内放送もイタリア語、ドイツ語、フランス語、英語、日本語、韓国語の
順番だった 気がする。最近は韓国人客が多いので日本語より前かもしれない。
東北大震災でもイタリア語やスペイン語しか話さない人は苦労したことだろう。
また今回日本人団体にはツアーアテンダントが付いていたはずだが、ホテルと
違って客室は個人が選ぶためピン・キリで船の長さ約300m、15階建ての
各所に散らばっている。こうなるとあまり語学は当てにならない、個人の状況
認識力・旅の力(個人旅行経験)・人間としての生きる力がものを言ったことだろう。
またあるブログ記事に船長は当時ブリッジではなくレストランで美女2人を従えて
テーブルに挨拶回りをしていたと非難めいた日本語記事があるが、船長は船の
責任者、クルーズの責任者はクルーズマネージャー(たしかこの船は女性だった)、
コック長、シアターマネージャーなどが挨拶回りに来る。ましてや出航第一夜との
ことで船長の挨拶回りは義務の一つであり 、 なんら非難されるべき行為ではない。
問題は事故後の行動である。劣悪な条件で働く一般乗務員に昔の船員魂を
要求するのは酷である。運行第一夜で全員参加義務の避難演習が行われる
のも2日目の昼間なのでこれも済んでおらず不運であった。
ただこの船は私が乗った時も初歩的な運航ミスで予定が大幅に狂ったことがある。
乗員の質には問題がありそうだ。震災もそうだがセキュリティーには費用がかかる。
Oxford運河の旅5 2020.09.20 コメント(2)
Oxford運河の旅 3 2020.09.19