愈々庵気まぐれ日記

愈々庵気まぐれ日記

2012.10.18
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テーマ: 国内旅行(1821)
カテゴリ: 国内旅行
  • 高山陣屋 (2)

    3本の松の木に縁取られた陣屋の前庭は広場になっていてここでは毎日有名な

    「高山の朝市」が開けれているが訪れた午後には跡かたもなく整理されていた。

  • P1010622.JPG

  • この前庭からの陣屋の佇まいについては機能のブログに記した。

  • P1010652.JPG

     陣屋内には行政の役所、官舎の公邸、司法の白州裁き場、倉庫蔵がある。

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    官舎の客間や居間の周りに葵が生えていたが、京都の上賀茂・下鴨神社などでも

    見かけたがここのは「どくだみ」かと見紛う程の繁殖ぶりであった。ただこの葵は

    双葉で決して「三つ葉葵」ではない。徳川の三つ葉葵紋は人工デザインなので

    実物の双葉では権威が落ちると思ったのか徳川ゆかりの地や全国のお城にも

    この葵が茂っているのは見たことが無い。葵が将軍家の象徴ならば各大名は

    こぞって植樹したと思われるが「まがい物紋」のそしりを恐れて栽培しなかったの

    だろうかなどと勘繰りたくなる事実である。

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  • 陣屋が裁判所を兼ねていることは先に述べてがこれが庶民が裁きを受ける「お白州

  • (吟味所)」である。罪人 - 裁きを受ける前に罪人扱いするのは不当であるが

  • 江戸時代容疑者に相当する言葉はあったのだろうか - を連れてきたり「市中引き回し」

  • をする竹かごも見えるが、裁きとは言っても「責め台」とか「抱き石」の現物を見せられると

  • P1010643.JPG
  • 裁判とは形ばかりでいったん捕まれば遠山の金さんに遭わない限り 冤罪事件が絶え

  • なかったことであろう。実際12代代官の大原彦四郎は圧政を敷き、農民一揆が絶えず

  • 18年間で9千人の農民が罰せられ有能な指導者の多くが犠牲になったばかりか大原

  • の子の亀五郎郡代自身もも流罪に処されている。

  • P1010644.JPG

  • 実際、上の責め台に正座させられ膝の上に一枚40kgの石を重ねられてその

  • 苦痛から無実の自白をするのが普通であろう。

  • P1010645.JPG

  • もちろんこの地を飢饉から救ったり殖産を起こして領民を豊かにした代官も

  • 知られている。

  • 幕府直轄地ともなれば大量の年貢米や物資の保管が必要で巨大な蔵を持って

  • いるがその蔵の屋根見本が展示されている。民家の茅葺、寺社の檜皮葺などは

  • よく知られるがここでは特産の“飛騨檜板”で屋根をふいている。

  • 檜の丸太を薄く割って材を作りそれを重ねて行って棒と石で固定すると云う簡単な

  • P1010647.JPG

  • 工法であるが出来上がりを見ると実効性のある工法であることが分かる。

  • P1010648.JPG
  • 瓦葺き屋根の末端は鬼瓦で修飾し恰好を付けるものであるが檜板葺屋根では

  • そうはいかないので下のような彫刻した木製の「鬼板」を飾る。

  • P1010646.JPG





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Last updated  2012.10.18 11:05:46 コメントを書く
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