愈々庵気まぐれ日記

愈々庵気まぐれ日記

2014.04.25
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テーマ: 国内旅行(1821)
カテゴリ: 国内旅行
  • 片倉館

  • 諏訪湖畔を移動して上諏訪駅に近いところまで来た時道路の向かい側に煙突を備えた
  • 奇妙な洋館を発見した。案内図には片倉館とだけある。
  • 丁度駅に向かおうとしていたので立ち寄ってみることにした。

  • RP1090883.JPG

  • 玄関先に「天然温泉片倉館」とある。案内板によると片倉製糸2代目でシルクエンペラーと
  • 称された片倉廉太郎が欧米の視察で地域住民への福祉施設が充実していることに感銘を受け、
  • 地域住民の福祉施設を思い立ち基金を立ち上げて温泉浴場やサウナを備えた「片倉館」を
  • 立ち上げたとある。以来この地で原形を残した形で日帰り温泉として営業し続けていると言う。

  • RP1090888.JPG

  • 今回は入浴しないのでポスターの写真を引用すると内部は下のようになっており、
  • タイル張りの大浴槽4隅には大理石(?)の女神像やステンドグラスを配した豪華なものらしく、
  • 国の重要文化財に指定されているとか。(影は私の亡霊)

  • RP1090886.JPG

  • 受付で聞くとレストラン利用だけでも出来ると言うので2階に上がった。
  • 畳敷きの大広間と間仕切りなしのレストランで信州そばを頂いたがこれがまた
  • こしのある素晴らしい信州そばであった。

  • RP1090889.JPG

  • 大正昭和に亘る建築だけに大広間と言っても柱の数が多いが
  • その柱には美しい漆喰彫刻が付いておりヨーロッパのテルメを思わせる造りである。

  • RP1090892.JPG

  • 丁度浴槽の天井に当たる2階の屋上テラスに出てみると諏訪湖の景色が開け、
  • この「片倉館」の屋根部分を近くから見える。
  • イタリアの教会の鐘楼のような塔は温泉の湯気抜きで煙突は冬の暖房用であろう。
  • 寒い諏訪の冬に温泉浴をし、暖房のきいた暖かい部屋で一日を過ごすのも贅沢だったろう。
  • 上の写真を見て教会以外を想像するのは難しいことだろう。
  • RP1090891.JPG

  • 階段手すりの曲線構造も木製のそれには深い味わいがある。

  • RP1090893.JPG

  • 階段を降りた玄関室の両脇には当地の2大スポーツ、スキーとスケートをする人の等身大の
  • 木彫像が飾られている。仏像以外にこんな大きさの木彫像はあまり目にしたことがない。

  • RP1090894.JPGRP1090895.JPG

  • 何の予備知識もなく訪れた「片倉館」であるが日本の近代化の原点ともいえる生糸産業。
  • 生糸の輸出で外貨を稼ぎ重工業資材を輸入して日本の近代化を成し遂げた養蚕・生糸
  • 産業が一方で女工哀史を生んだだけではなくこのような福祉にも寄与したことを知って
  • いささか救われた気がした。





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Last updated  2014.04.25 10:15:53 コメントを書く
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