愈々庵気まぐれ日記

愈々庵気まぐれ日記

2015.10.10
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カテゴリ: 自然
  • 今日は10月10日、あいにくの曇り空であるが1964年のこの日は東京オリンピック
  • が始まった日である。統計的にこの日は晴天の確率が最も高い日であったと聞いている。
  • この日を体育の日として祝日にしたが、毎年催される各種スポーツ行事が雨天中止に
  • なった例を思い出せない。
  • しかるに2020年のオリンピックは8月中旬の開催とか、テレビが《熱中症にご注意くだ
  • さい》と連呼する中でマラソンをするらしい。オリンピックはまさしく《不健全な反スポーツ
  • 競技》に落ちぶれてしまって単なるコマーシャルイベントとなった。一部の人達のために
  • 国税をたらい流しすることの意味を考えるべきである。選手は単なる道具にされてしまう。

  • さて《天高し馬肥ゆる秋》と言われる、確かに秋の空は高く見える。実際湿気が低く
  • 空気が澄んで高くまで見える訳だ。湿気が少ないと言うことはより高空でより温度が
  • 下がらなければ水滴にならず雲が発生しない。つまり秋の雲は薄くて青空に融け込んで
  • 美しい紋様を描くことが多い。

  • 先の暖かい1日、我が家の屋上バルコニーに出て時次刻々の秋の空を眺めていた。
  • 高空の気流は低空ほどの乱れはなく、したがって規則的な紋の雲が多い。典型的
  • 秋の雲は卷雲、卷積雲、積雲に分類されるが、いずれも3千メートル以上に浮かん
  • でいる。卷積雲はよく《鱗雲》と言われるが、薄く筋状の雲が少しずつ千切れて鱗状
  • になったものだろう。

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  • さらに鱗雲が団塊に分かれるとイワシが群れて泳ぐ様子に似ていることから
  • 《鰯(イワシ)雲》と呼ばれる。

  • P1150863.JPG

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  • 鱗雲も時間と共にばらけてくると、鯖(サバ)の背中の模様に擬えて《さば雲》とも言う。

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  • さらに鱗模様がばらけてくるともう鱗雲ではなく、俗に言う綿雲となる。

  • P1150864.JPG

  • 上に記した様に鱗雲は卷積雲で高い、夕焼けが近い西の空を見ると高空の鱗雲の
  • なれの果ての白い雲と地表に近い山際に出来た黒い帯(棚)雲が見える。
  • いつも地上で見ている2次元的に見える雲の分布が飛行機から見ると何層にも
  • なっていることを認識することがある。

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  • 夕焼けは下層から始まり卷積雲が赤く染まるころには青空全体が黄金色に染まって来る。

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  • そして辺りがたそがれる頃ともなると山際は真っ赤から黒いシルエットと移り行き
  • 街の灯がビルの屋上から灯り始める。

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  • P1150522.JPG

  • こう言った雲の時間変化を見ていると、つい《女心と秋の空》の語を思い出す。
  • 女性の恋愛感情が変わりやすいことを指すらしいが、この語は本来 《男心と
  • 秋の空》であったらしい。
  • 封建時代男の浮気心は移りやすく、浮気心が解放されていない女から見ると
  • 《男心と秋の空》になる。女性がたくましくなった現代ではン女の移り気を示す
  • 言葉となったのであろう。《女心と秋の空》は最近の語で古い辞書には無い
  • そうである。
  • ところで秋の空は変わりやすいのだろうか、私には冒頭にも記したように安定
  • した空模様に思える。考えてみると真夏の天気はいつも干々照りの印象に対し、
  • 初秋の天気は移りやす右思える。一方日単位で見てみると夏は晴れたり曇っ
  • たり夕立の犬猫降りが有ったりと忙しい。つまり《男・女心と夏の空》でも成り立つ。

  • 男でも女でもよく、夏でも秋でも良いとなるとことわざの意味がなくなる。
  • 実際《ことわざ》などと言うものは真逆のものがよくある。

  • 《色即是空 空即是色》 やはり俗眼では物事の本質は見えにくい。





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Last updated  2015.10.10 15:52:36
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