愈々庵気まぐれ日記

愈々庵気まぐれ日記

2018.06.15
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カテゴリ: 自然
前ブログではアジサイの修飾花と真の花の数および比率について考えてみた。
今回は修飾花のガクの弁数について考えて見ることにする。
まず下の写真はアジサイの中でも蔓性のもので、豊島園には桜の大木によじ登った
蔓性アジサイがあり、その修飾花のガク(弁)は一葉である。
その白いガクの形は花と言うよりは葉でガクは葉が変形したものであることがよくわかる。


下の写真は「天城甘茶」と言うアジサイで昔から伊豆の山地に自生しており、修飾花は3葉である。
余談であるが、甘い木の生えている山→甘木山→天城山になったという説があるらしい。


次の2枚の写真は3葉の修飾花のガクアジサイ。しかしよく見ると4葉の修飾花も混じっている。




次の写真も3葉であるが、一番下の修飾花をよく見ると芯花の周りに何やら
小さなものが見える。これがガクなのか花弁なのかは区別がむつかしい。


次は4葉の修飾花であるがこれもよく見ると葉のうちの一葉が小さい気がする。


かくて3葉か4葉かは微妙で一つの花房の中でも個々の修飾花によって違いがあるようである。
次のものも4葉と5葉が混在しているように見える。
現場では十分な時間がなく写真を見ての判断なのであいまいさが残るのは残念である。


次の2枚もガクと花弁の区別がつきにくく5葉か6葉かはっきりしない。



次のものははっきり6葉のガクであることが分かる。
花の初期でははっきりしているが終期になると花弁が出たりして区別しにくくなるようだ。


さらに多くの修飾花は多重でいわゆる八重咲きに見えるが、修飾花が花弁ではなくガク
であることを考えると2層目以上のやや小さなものはガクではなく花弁のような気がする。







​
このように見てくると八重咲きガクアジサイではガクと花弁がほぼ同じで、
見かけ上は区別できなくなってしまったのであろう。
いやいやこうやって考えてみるとどの道も奥深いことがよくわかる。

​後記​
この一編のブログが出来たきっかけは私の周りにいた婦人4人連れでリーダー格の一人が
「ガクアジサイの花弁は****と言って4枚です」と説明しているのを聞いてしまった。
そうなのかと思い例のアマノジャックが顔を出して観察し始めたのがきっかけである。
そのご婦人のために断っておくがほとんどのガクアジサイは4葉であることに間違いはない。
世事すべてに通じることであるが全てのものに例外はあるもので断言は避けたいものである。
大多数=全体 ではない。
上のご婦人も「ガクアジサイは・・」ではなく「ほとんどのガクアジサイは…」
と言えば良かったのに惜しいことをしたようだ。
英語で"one of my best friends" と "my best friend" では意味が違う。
トランプさんと安倍さん、トランプさんと金正恩さんはどんな関係なのだろう。​





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Last updated  2018.06.15 10:33:36
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