愈々庵気まぐれ日記

愈々庵気まぐれ日記

2018.10.22
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カテゴリ: 都内散歩

練馬ふるさと文化館での《鳥観図展》からの帰り道は石神井池を通ることになる。
週末は親子ずれが足漕ぎボートを繰り出してさざ波が絶えないが
ウイークデイの湖面は鏡のようになめらかである。



時折カモが泳ぎ去るがその軌跡がいつまでも尾を引いている。


つい何年か前までは手漕ぎボートだったがいつの間にか屋根付き足漕ぎボートに代わっている。
湖面に映るボートや木立の鏡像が美しい。


この日は一台のボートも出動していなく、きれいに列をなして休んでいる。
こんな光景もあまり見たことがない。ひときわ大きなスワンボートがある。


50年以上も昔アメリカの市内公園公園に行くとスワンの屋根を持った
乗り合いボートをよく見かけた。その後日本でも観光地の湖でよく見かけるように
なったがいまは小さな公園池で必ず見かけるハクチョウボートたちである。
残念ながらまだブラックスワンボートは見たことがない。
そういえばまだ黒鳥も国内では見たことがない気がする。

個人的には幼児期は別として白毛が汚れて茶色になったパンダよりも
ハクチョウや黒鳥のほうが気品があるように思う。
白黒の対比と言えばクリスマスの飾りによく羊の群れが置かれることがある。
私が始めてそれを見た時その中に一匹か2匹黒い羊がいた。
当時黒い羊がいることを知らなかったので何の寓意かと思ったが、何年か後イギリスの
湖水地方をドライブした時、普通に黒い羊が居ることにがっかりしたことを思い出す。

話は戻るが、びしっと黒い燕尾服を着て客席からは本当にツバメの先生が指揮
しているように見えるオーケストラも少なくなったと思われる。
小澤征爾さん以来断末魔の燕の指揮者が増えた気がする。

石神井池の湖尻にスゲの一帯があり、もうすっかり秋の風情であった、
その中にひときわ背の高い南米のスゲとも言うべきパンパスグラスが目立っている。


《稔るほど首を垂れる稲穂かな》とは古来からの教訓であるが、
私は《ススキのように歳を取るほど頭をたれよ》を自戒の念として抱いている。
パンパスグラスはひときわ高く周りのススキたちを睥睨(へいげい)して見下している。
これは反面教師の役割である。

後ろのイチョウが色づけば両者揃って例年中々の佇まいとなるがあと暫くである。





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Last updated  2018.10.22 16:05:24
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