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2008.10.24
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カテゴリ: 読書/小説


中華の民か、大日本帝国の臣民か。どちらでもあり、どちらにもなれない己とは何か?
ふとしたことから中華義勇軍に入ることとなった光前は…。 <上巻より>
+++
昭和十七年、日本軍はシンガポールを占領し、昭南島と改名した。
過酷な軍政を敷く帝国軍に華僑は抵抗する。
戦争という歴史の歯車が軋みを上げる中、己の存在に悩む光前はついに決断する。
自分自身の手で自分が何者なのかを示すことを。
そして東条英機暗殺計画が密やかに進行し始めた…。<下巻より>



昭南島に蘭ありや(上)改版 (中公文庫)
昭南島に蘭ありや(下)改版 (中公文庫)


昭南島って、シンガポールのことだったんだー。
知らなかった~…。。

とゆーことで、本書はシンガポールが舞台のお話です。

太平洋戦争が始まって、日本軍がシンガポールを占領した時に『昭南島』と改名したのですね。
ちなみに、あの有名なラッフルズ・ホテルは、『昭南旅館』と改名させられたそうです。
……ムム、なんかイメージが……

主人公は、台湾生まれで、日本の貿易会社で働いていた梁光前(リォン・コンチャン)。


光前は、法的には日本の旅券を持っている大日本帝国臣民となるのですが、
しかし体を流れる血は中華民族。

戦争が始まったことで、シンガポールに住む華僑たちと日本人は敵同士となり、
光前の立場は複雑なものになってしまいます。

日本と中国。
結局、どちらの世界にも完全に受け入れてもらえない立場ってのは、中途半端で辛いですよねぇ。。

本当に戦争というものは、人間に苦しみを与えるだけだと思います。
嫌なものです。。

佐々木さんらしく、とても丁寧に描かれた作品でした。





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最終更新日  2008.10.24 10:11:10
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