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「Coconut Palm」



ヤシの木陰での~んびり過ごしてると癒されますねぇ。
そんなとき『よそは冬でもココナツだ~!』なんてボケたこと言ってると
頭の上からヤシの実が降ってくるかもしれないのでご注意を!
今回は"Coconut Palm"ヤシの木のストーリーです。

海を渡ってやってきたココヤシ。
ハワイのイメージといえば、真っ先に浮かんでくるのが"ヤシの木"という人も多いハズ。
ハワイじゃなくても熱帯地方ならどこでも見れる、まさに"ここ夏"を知らせてくれる存在ですね。

このヤシの木、世界中に200種類以上あると言います、ハワイの固有種は絶滅危惧種「ロウル」などほんの僅かで、私たちが一番良く知っている「ココヤシ」は、遠くニューギニアやフィジーなど太平洋の島々から、古代ポリネシア人が海を渡って持ち込んできたといわれています。ちなみに「ココヤシ」はハワイ語で"Niu"といいます。

そして、あんなに立派な木なのに「ココヤシ」は木じゃなくて、ヤシ科という植物の仲間なんです。不思議ですね。だからでしょうか?「ココヤシ」には年輪がありません。そこで、大まかにヤシの年齢を知るには、4ヶ月ごとに葉を出した幹がつける筋を数えて3で割れば分かるという人もいます。(ホントかなぁ?)とにかく「ココヤシ」は、しっかりとした大木と大きな葉っぱ、おいしい果実のおかげで、食料から建材、カヌーや楽器まで作ることのできる、ハワイアンの生活にはなくてはならない有用植物として愛されてきました。だから、ハワイの昔話にはヤシの木を題材にしたストーリーも数多く残されていて、今日はその中のひとつを紹介致します。

むかしむかし、ある男性のところに、とても美しい花嫁がやってきました。2人は毎日シアワセに暮らし、このかわいい奥さんを心から愛していた彼は、いつか自分が歳をとって死んでしまったら、奥さんがとても悲しむだろうと考え、ある夜、夢の中に出てきた神様に、自分と同じように彼女の力になれるものを残す方法を尋ねました。そのとき、神様が与えてくれた答えは、彼が死んだら自分の頭を土の中に埋めるというものでした。

ちょっと悲しいヤシの木の物語
そしてある日、とうとう彼は病気にかかりこの世を去るときが訪れ、愛する奥さんに夢の話を打ち明け、彼女もまた、彼との約束を守り彼の頭を土の中に埋めたのです。
すると、その場所から芽を出した葉っぱが、やがて大きな木となり、彼女はその大木を使って家を建て、葉から屋根や服を作り、果実からは器や食事に必要な水や油など食べ物まで授かり、木の根は薬となり、まるで彼のように彼女を最後まで守り続けたそうです。

ヤシの実を見ると、人の顔にも似た孔があります。ココナッツジュースを飲むときにストローが刺してあるところをよ~く見ると、確かに口に似た部分もあって、ここがココナッツの一番柔らかい部分なんです。だから、今でもハワイの人々の間では、彼女を心から愛した彼の唇から栄養をもらっていると語り継ぐ人もいるんです。
今度ハワイに来て、ココナッツジュースを飲むときは、この話をちょっと思い出して下さいね。

それじゃ、またね~
Mahalo!

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