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「HAWAIIの基本情報-3」



前回に引き続き基本情報の3としてお話を続けてまいります。


オアフ島で交通渋滞が多いのはなぜ?
交通
 ハワイ6島を結ぶ交通機関は2010年現在、飛行機の定期便がほとんどを占める。ハワイアン航空、ハワイアイランドエアー社、そして近年新参入したゴー!エアラインやパシフィック・ウイング、モクレレ社などが乗り入れており、低価格競争が繰り広げられている。そのほか、小規模ながらフェリーが就航している。
 飛行場によっては大型機の離着陸ができないため、プロペラ機専用のところもある。島間空路はそれぞれ30分~1時間の短距離で、9・11(NY世界貿易センター事件)以降に空港内セキュリティが強化されるようになるまでは、気軽な乗り合いバス感覚で利用された。
 島間交通には現在、ハワイ・スーパーフェリーの就航計画が進んでおり、車両搭載も可能な定期フェリーの開通は島間交通と島間旅行に新時代をもたらすといわれている。
 島内に公共交通システムがあるのはオアフ島のみ(*1)で、そのオアフ島でも自家用車を利用する人のほうが圧倒的に多く、車なしの行動は難しい。高速道路はオアフ島のみで、Hl、H2、H3の3つが運用されている。
 オアフ島内のほぼ全域を網羅する路線を提供しているホノルル市営バス(The Bus)は、島民だけでなく旅行者も気軽に利用できる交通機関として定着している。バスで島一周の観光を楽しむことも可能だ。
 カウアイ島、オアフ島、マウイ島、ハワイ島では年々交通渋滞の問題が深刻になっているが、特に人口の多いオアフ島では郊外の住宅開発と車両数の激増で、通勤通学時の交通渋滞が深刻な問題となっている。この解決策として大型公共交通システムの開発が求められてきた。これまで幾度となく鉄道やモノレールなどの計画が州議会や市議会で検討されたが、実現に至ることはなかった。しかし、ついに2006年12月、ホノルル市議会は公共交通システムの開発計画にゴーサインを出し、本格的な開発事業を開始した。オアフ島では事業の財源確保の目的で、2007年よりこれまでの一般消費税4.166%に加え、ホノルル市郡付加税約0.5%(0.546%)が加算された。2007年現在、実質的な工事には入っていないが、オアフ島に新型の鉄道システムがお目見えする日も近い。

*1 マウイ島、ハワイ島などにも毎日定時に運行するバスはあるが、きわめて限られたものでしかない。

ハワイでの生活
飲酒・喫煙
 飲酒と喫煙の合法年齢はそれぞれに異なる。飲酒は21歳以上。酒類を販売する商店、飲食店は身分証明の確認を行なう義務と権利がある。私有地以外の公園やビーチを含む公共の場での飲酒は州法で禁じられている。
 タバコの喫煙は18歳以上。ハワイ州は全米で最も厳しい禁煙法(*1)が施行されている。この法律は、公共の場や職場などにおける非喫煙者を二次喫煙の害から守ることを目的につくられた。州内の飛行場、タクシーやバスなどの公共交通機関、すべての飲食店、ショッピングセンター、ホテル(喫煙可能な客室を除く客室、ロビーや通路など)、スポーツ施設、屋外施設、スタジアム、屋外劇場、ハワイ州および市郡が所有する建造物が禁煙。また、禁煙指定場所でなくても禁煙施設のドアや窓が20フィート(約6メートル)以内にあるときは煙が届く恐れがあるので禁煙区域となる。違反者は、罰金刑に処せられる。

*1 ヘルシー・エア・ワークプレイス法

運転免許
 社会保障番号を持つ人で、15歳6カ月以上であれば路上練習許可の仮免許の取得が許される。18歳未満の未成年者の免許申請には保護者の承諾署名が必要となり、資格を有する運転インストラクターによる30時間の指導と、合計6時間以上の路上訓練が義務づけられている。18歳以上は視力検査と学科試験を受け、1年間有効の仮免許を取得する。ハワイ州での運転免許を持つ人が同乗していれば公道での訓練が許可される。自動車学校もあるが、個人で練習することが多い。
 仮免許取得から1年以内に本免許取得のための路上試験を受けなければならず、試験にあたってはハワイ州の運転免許と車を所有する者が同行しなければならない。
 運転免許を取得するには社会保障番号が必要となるが、非居住者には発給されない。一時滞在者が米国の運転免許を入手するには、外国人向けの運転免許取得申請の書類を作成し、筆記と実技の試験を受けなければならない。
 ハワイ州では筆記試験で英語以外を選択することができる。日本語での受験も可能だ。また、日本人の免許取得希望者を対象とした指導教官もいる。

物価
 第二のバブル期といわれる不動産ブームの影響でハワイ州の不動産価格は高騰を続けている。なかでもオアフ島とマウイ島の住宅販売価格は合衆国全体で比べても屈指の高価格だ。また、賃貸料もニューヨーク州やカリフォルニア州を抜き、2010年時点で、全米―の高さにある。不動産価格の高騰はホームレスを生み出す要因ともなり、ハワイ州の抱える深刻な問題のひとつとなっている。
 ハワイ州は生活物資の多くを島外からの輸送に頼っているため、全体的に物価が高い。ハワイも他州と同じく車社会だが、ガソリンの価格も全米―となっている。住宅価格や物価から算出された「ハワイで平均的な生活を送るための最低時給」は2353ドルだが、2010年現在のハワイ州の最低賃金は時給725ドルにすぎない。
 ハワイ州では共稼ぎ家庭が多く、複数の仕事を持っている者も少なくない。そのせいか、ハワイ州の物価は全米―高いが、失業率は最も低い。

社会問題
 美しい楽園というハワイのイメージの裏には、いろいろな問題がある。なかでも麻薬問題は根深い。犯罪や貧困、ホームレスの増加へとつながっている。行政は地域社会と協力し、麻薬売買の取り締まりや麻薬依存を生む社会状況の改善などの対策を進めている。ハワイ州では他州と比べて低価格で入手できるため、心身への悪影響の大きい覚せい剤の依存者が多く、大きな社会問題となっている。麻薬使用の低年齢化や、家族が麻薬依存者である家庭の子どもが麻薬依存症になるという悪循環を断ち切るため、州内の教育機関では麻薬に関するプログラムを設けるなどして、早くから麻薬の芽を摘む対策をとっている。


皆さん、ここまでのハワイの基礎知識、如何でしたか、おおよその現状を垣間見たと思います。明るく楽しいおおらかなハワイとお思いの裏側に以外に深刻な問題も多く抱えているのがお分かりいただけましたでしょうか。
私たちが楽しませていただいている間も、どこか心の片隅にしっかりと刻み込んでおきたいと思います。


今回のお話は如何でしたか、参考になりましたでしょうか!!!
A Hui Hou!(じゃまたね!)


『ハワイ一口メモ』
ハワイ州花のハイビスカスは何色?
イメージを彩る花、木、動物たち
 アメリカでは各州にそれぞれを代表する花や木、動物が指定されている。

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