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2007.09.19

初サヨナラヒット★

(2)

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9/19の朝、僕はすがすがしい気持ちでいた。

思えば今シーズンは前年以上に人集めに苦しんだ年であり、
来年のリーグ脱退を考えなくてはならない年であった。
人数不足で、数年ぶりに白球を握る助っ人では苦しい戦いは当然であった。
自分も数年前まではそのような人達と同じレベルにいたはずなのに、
自分も思えば遠いところまで来てしまった感じがした。
今日のメンバーは割りとすぐに集まった。
このメンバーでドラゴンズに勝つのは難しい印象だったが、７敗もしているし、

試合が始まると、相手投手の乱調もあり、自軍が押せ押せの展開。
だが、満塁になってもあと一本が出ず、大事なところでの走塁ミスなどもあり、
2-2のまま試合は膠着していた。
自分はセンターを守っており、ファインプレー（普通の人なら余裕で取ってる。。）あり、
第一打席はタイムリーヒットを打っていて気分は上々であった。
自軍の攻撃の６回裏が始まり、時計を見ると、8時。
８時15分に終わって欲しいという管理人の話だったので、
次の７回裏まで試合を進めるのは難しいと判断した。
僕は、次の７回表に自分が投げて打たれても、
時間がないから負け投手にはならないだろう、というセコイ考えのもと、
好投しているSさんから佐野投手にスイッチ。ドラゴンズは脅威の１番打者、T栗君

佐野投手の魔球に翻弄され、３者連続投ゴロに打ち取った。
負けがなくなった自分は、”よっしゃ！”と人目をはばからずに雄たけびをあげた。
７回裏、自軍はE藤さんが内野ゴロで１アウト。Sさんが四球で出塁、
１番M瀬さんが内野ゴロで、２アウト１塁。
そこで自分に回ってきた。

貪欲に勝利を欲している自分がいた。人間とは強欲なものだ。
時計を見ると、8：17。。。

。。。時間がない。。。

管理人が鍵の音で圧力をかけてくる。
焦る気持ちから２球目のボール球を空振り。
カウント1-1から捕手のパスボールで２アウト２塁、カウント1-2。

。。時間がない。。。

投手は２塁へ牽制。
（時間ないんだから投げて来い！次の１球で決めてやる！！）
僕は真ん中高めの直球を振り遅れながらスイング。
ボールはライト方向へあがった。が、右翼手は目測を誤っている。

ヒット。

サヨナラだ！

こんなことは初めてだった。努力が報われた瞬間だった。
僕は、”今日は皆の力で勝てたんだ！”なんてキラキラした瞳で
言っちゃうような輩は苦手だが、
今日はそんな輩に成り下がってもいいような気がした。
とにかく、夢のような試合だったのだ。

打率：130-43：331
出塁：154-67：435
129回　52自責点　防御率：2.82
８勝９敗３セーブ

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