◆北極と南極は、どっちが寒いの？

2006.12.13

テーマ： ◆生活のヒント♪(27)

カテゴリ：アフィリエイト

◆北極と南極は、どっちが寒いの？

A. 南極のほうが寒い。
冬の平均（へいきん）気温は、北極は-20℃～-30℃、南極は-30℃～-50℃です。

地球は太陽のまわりを公転（こうてん）しています。太陽の熱で地面が温められ、地面が温まると、その熱で空気が温められて、温度が上がります。太陽がま上からあたるほど、地面の受け取る熱は多いのですが、北極と南極は地軸（ちじく）が地面をつらぬく地点のため、太陽の光がいつも低い位置からあたります。そのうえ、表面が雪や氷でおおわれているために、太陽の光を反射（はんしゃ）してしまうので、１年中とても寒いのです。

太陽と地球の光

では南極のほうが寒いのは、どうしてでしょう。
北極の氷の下は海で、氷は海にうかんでいるため、海水の熱でいくらか温められています。それにくらべて、南極の氷の下は、南極大陸とよばれる陸地。陸地をおおっている氷を氷床（ひょうしょう）といいますが、その厚（あつ）さは平均約2450m。厚いところでは4000m以上です。

写真などで見る南極大陸は平らなのでわかりにくいですが、海面を0ｍとするとその高さは平均約2300m。日本の山でいえば、北海道の大雪山（だいせつざん）（2290m）と同じくらい。大雪山の上は、夏でも寒いように、高い場所のほうが､気温は下がりますね。
このように北極と南極は、その地形のちがいから、気温の差が生ずるのです。

南極と北極の違い