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2019.04.13
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テーマ: 楽天kobo(909)
カテゴリ: 読書
ホームズの短編もの第2巻,『ホームズの回想』を読んだので感想を書いていく。


ホームズの回想【電子書籍】[ コナン・ドイル ]


ところで,僕はTwitterもやっているんだけど,前回のホームズとワトソンの関係についてのツイートがなぜかバズって,連動して前回の日記も異常に閲覧数が増えた。
ホームズがADHD説が受けたのかもしれないし,腐女子に受けたのかもしれない。




さて,この2巻の裏話なんだけど,当時のコナン・ドイルはホームズを書くのを嫌がっていて,「1000ポンドくれるんなら,もう12作の短編を書いてもいい」と吹っ掛けたそうな。短編1本あたり80ポンド強くらいの計算になる。
貨幣価値が分からんと比較もできないが,ホームズが初登場する長編は格安の25ポンドで,短編集1巻に収録されてる短編は35ポンドで買ってもらえたという。
まぁ,3倍くらいの吹っ掛けである。それでも出版社がお金をくれたというのだから面白い。

さて,内容だけど1巻と同様,12本または11の短編が収録されている。1つは,不倫をテーマにしたから版によっては削除されたとか。
全ての短編の感想を書くのも大変なので,3つにしぼろう。

1つが,『グロリア・スコット号事件』だ。

内容的にも色々あるんだけど,僕が驚いたのは「あのホームズが大学時代に1人だけ友達がいた」という点だ。ワトソンに感情移入して,「俺こそがホームズの唯一の友達」と歪んだ感情を持っていたのに,裏切られたような気持ちだ…。
ちなみに,その大学時代の友人とやらも,ホームズ以外に友達がいない人であり,そのことがホームズとの絆を強めたというから,ホームズの友達になることがいかに難しいのか考えさせられる。

2つが『ギリシア語通訳』。
シャーロック・ホームズの兄にして,弟以上の推理力を持つマイクロフトが登場する。
ただ,兄のマイクロフトも明らかに変人である。
この『ギリシア語通訳』の話は小学生のころ読んでて記憶もわりとしっかり残っているのだけど,大人になってから読むとマイクロフトの変人っぷりがヤバい。

3つが,『最後の事件』。
言わずと知れた,ホームズが宿敵モリアーティ教授との対決である。
この話は,推理小説とはとてもいえないだろう。モリアーティとの頭脳戦もあるが,何かトリックがあるというわけでもない。
有名な話であるが,ホームズはモリアーティとともに滝壺に落ちていき,帰らぬ人となるのである。
前述の裏話と合わせて考えても,コナン・ドイルがホームズをもう書きたくなかったんだろうな,と感じさせられるラストになっている。







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最終更新日  2019.04.13 14:48:56
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