タコ社長,オーストラリア・メルボルンのスローライフな日々

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テーマ: 海外生活(7812)
「私が連れていきます。」大手商社Mの渡辺課長は、ネクタイをパッと取ってそういった。

当時はまだ赤坂にあったヒルトンホテルで、マレーシアからのお客さんと日曜出勤で商談していた。話しが一段落したら、お客さんを接待しないとならない。しかし、まだ昼の2時半だ。夜なら得意のタコサラリーマン、昼間は借りてきた盛り猫。

そんなとき、渡辺課長がお客さんを遊びに連れてくと言い出したのだ。と言っても大の大人を3人連れてデズニーランドって訳ではない。普段は四角のものを更に四角に磨くように仕事をしている渡辺課長がネクタイを取ったときは、凄みにようなものを感じた。営業は、正に「男ゲイシャ」を地でいかないとならない、そんな時代でもあったのだろう。

そんな渡辺課長とお客さんの乗ったタクシーを見送った。そしてわたしは、足早に赤坂見附駅に1人で向かった。外の浮ついた白い光が眩しかった。

タコ社長、あのままサラリーマンを続けていたら接待だけは間違いなく超一流になっていただろ。

2005-07-25 12:49:23

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Last updated  2005年12月09日 22時19分44秒
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