タコ社長,オーストラリア・メルボルンのスローライフな日々

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テーマ: たわごと(27734)
カテゴリ: 問題提起
以前日記で使った表現で次のようなものがあった。

― 袖振り合うも他生の縁

しかし、これは間違っているのでは、というご指摘を最近受けた。正しくは、袖触れ合うも、ではないかということだった。

だいぶ前の話だがタコ社長、順風満帆をじゅんぷうまんぽと読んで赤恥を書いたことがある。そして、踏ん切りは、糞切りと思っていた時期がある。なかなか切れないフンとかで。
事ほど左様に漢字はいろいろなドラマを作ってくれる。

分らずに使っている言葉は結構ある。そこで検索の時代、この表現もgoogleしてみた。すると、そこには大きな世界が待っていた。皆さんは、どういう風に使っているのだろうか。

袖触れ合うも他生の縁
袖触れ合うも多生の縁
袖振り合うも他生の縁


袖が触れすぎて破れそうになるほど多くの違った表現がある。中には、同音の多少とかを書く人もいるらしい。

正しいのは最後の、袖振り合うも多生の縁、だという。広辞苑もこうなっていた。

大昔は、袖擦り合うだったらしい。摺り合うが、触れ合うになり、そして振り合うに変わっていったようだ。後半部分では、多生が正しいという。

ネットで調べた。

「多生」とは仏教の言葉で、この世に何度も生まれ出ること。生と死を繰り返す「輪廻転生」「生まれ変わり」の思想です。道で人とすれ違い、袖が触れ合うようなことでも、それは何度も繰り返された過去の世の縁によるもの。すべては理由のないただの「偶然」ではなく、縁によって定められた「必然」である。

ということだ。このことわざ、可也深い意味がある。他生は、前世と来世を意味していて、来世が入ると意味が通じなくなるということらしい。全く間違いではないが、多生がすっきりと納まるとのこと。

私が、ちょっと気になったのは、前半の部分。擦り合うから、触れ合う、になり、そして振り合うに変わった。なんだか、人と人の距離がだんだんと遠くなっていっているのではないだろうかと思えてしまう。名は体を表すという。時代と共に、日本人はそうしてきているのだろうか。

擦り合うはちょっと痛そうだから、触れ合うくらいがいいのでは、と江戸時代には百姓であったであろうご先祖様からの流れで生まれている私は思う。

結果として、「袖触れ合うも多生の縁」が個人的には一番いいように思うのだが、私個人の力では、今問題になっている漢字検定協会なども含めた権威には話しの持っていきようもないが。

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Last updated  2009年03月18日 19時12分37秒
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