タコ社長,オーストラリア・メルボルンのスローライフな日々

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タコ社長1952

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テーマ: 海外生活(7812)
カテゴリ: 移住模索期
ストリッパーだったと言った。ダーウィンのユースで隣り合わせの部屋になり話をしたカメラマンのスーザンだった。もうすぐ40歳に届くくらいの年だったろうか。もしかしたら、もっと若かったかも知れない。移住を求めて33歳でオーストラリア入りして、一ヶ月のバスの旅行で立ち寄ったダーウィンでの話しだ。

「まるで、相撲レスラーみたいわね。」スーザンは、一緒に行ったカジノから歩いて帰るときにそう言って笑った。あなたも負けていないよ、と言おうとして止めた。ボディースーツのような黒くて体にフィットした服を着ていたスーザンだったから余計にそう言いたくなった。こちらの国は概して男女とも「年相応」という言葉が抜ける傾向にある。

「Mr タコ、俺たちもうすぐダーウィンに行って働く予定だよ。」
飲んだ帰りにはいつも立ち寄るグリークカフェのアレックスが、そう言いながらカフェラテをテーブルに置いた。メルボルンは寒いので、冬でも30度を超すダーウィンに働きに出るそうだ。かれはギリシャからの旅行者で、短期に働いていた。この時期、南から北に上って気楽に仕事をして歩く人も結構いる。私が、1985年にダーウィンに行ったのも7月だった。ダーウィンは、一年中夏で、冬はドライ夏はウェットの熱帯気候だ。

クイーンズランドのゴールドコーストから出稼ぎに来ていたスーザンは、私がダーウィンを出るとき見送りに来てくれた。
「ゴールドコースト、日本人の観光客だらけよ。日本人ならすぐ仕事も見つかるわよ。タコもそうするといいわ。遊びに来てね。」
別れ際にスーザンは大きくえくぼを作って微笑んだ。いよいよ、そのときの旅行の最長継続乗車記録に挑戦するバスに乗り込んだ。ダーウィンからタウンズビルまでの37時間、乗りっ放しになる。永住権を求めて来ていたが、まったくあてもなく根無し草。浮かれる気持ちを抑えながらバスから彼女に手を振った。

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Last updated  2009年07月07日 22時25分13秒
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