2004年04月22日
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突然何かが食べたくなる事って、ありませんか。
好きだけれど、久しく食べていないものだったり、かつて一度食べただけだけれど、忘れ難く記憶しているもの。
Deep fried potato skin
確かそんな名前。
何だか正確な記憶も無いのだけれど、食べた時の情景や、美味しかったという思いだけはちゃんと覚えている。
美味しかったという記憶が連れてくる、懐かしい情景、懐かしい人々。その懐かしさが、益々美味しかったという記憶を強化する。
何て事は無い、ご馳走でも何でもないものだけれど、愉しかった時を呼び起こしてくれる美味の記憶。
Deep fried potato skin
その名の通り、じゃがいもの皮を揚げたもの。そう聞いただけじゃ美味しそうでも何でもない。じゃがいもの皮なんて、普段は捨てているものだもの。日本ではせいぜい食べるのは新じゃがの季節くらい?

ロンドンではよく行くパブの一つだった。ちょっと薄暗い、広い店内。どす黒さと蛍光色が交じり合ったような、赤だの青だのといったカーペットやチェアカバーの色は、ここでは当たり前の自然な色だった。所謂ボックス席のようなテーブル席が、かなり余裕のある間隔で並んでいた。いつも陣取るのは壁際の一角。ロンドンのパブにしてはフードメニューが結構あった。殆ど揚げ物だったけれど。
そんな中のお気に入りが、Deep fried potato skin。他にもFried mushroomなんかも好きだった。
厚く剥いたじゃがいもの皮に衣をつけて揚げたものに、サワークリームとサルサソースをつけて食べる。胸焼けしそうにべたべたの油なのに、もう換えたらと思えるような揚げ油の匂いなのに、それでも美味しいと思ったのは、普段ろくなものを食べていなかったロンドン生活のせい?と思わなくもないけれど。でも本当に美味しかった。
今はもう遠く離れ離れになった友人達と、午後の一時を過ごした記憶。こんなものばかり食べているせいで太ったと嘆くとてもチャーミングな友人の、トレーナーに隠れたジーパンのボタンは外れたままだった。そういえば私もあの頃は太ったっけ。それに気づいてチョコレートバーを食べるのを止めたんだわ。チョコレートバーなんて日本では食べていなかったのに、ロンドンでは種類が多い事もあったけれど、他に美味しいものが少なかったから…。
ああ、そうだ。ソルト・アンド・ビネガー・フレーバーのクリスプスが食べたい。シュリンプス・フレーバーも好きだったわ。
サンドイッチとクリスプスの小袋、またはチョコレートバー。そんなランチを毎日摂っていたら太るわよね。
それを止めて私のランチに登場したのはセロリだった。日本と違ってロンドンではセロリは安い。ぱりぱりセロリを一本そのまま齧っている私に、目を剥いていた友人達。
あとはフルーツ。りんごのお目見え回数はかなりのもの。これも種類が豊富。ビターかサワーかスウィートか。そして日本のりんごと違って小振りなので一人で食べ切れる。
懐かしい味、懐かしい場所、懐かしい時間。あの場所はもう無いし、あの時の友人達と再び集まる事も無いだろうけれど、あの味だったら自分で再現できる。むしろ私が作った方が美味しいとは思うけれど、記憶の美味を上回る美味の記憶を作る事はできないだろうな。
でも問題が一つ。どのじゃがいもを使ったらいいのかしら?





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最終更新日  2004年04月23日 23時00分20秒
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