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2022.12.05
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カテゴリ: 66歳になって
​460 ​​​ 「僕の昭和」先生公認の「家出」?

tankuroです、こんにちは。



私が高校3年生の初めに家庭は崩壊状態でした。
 父親の酒乱がその要因でした。
 夕食の時の飲酒後に母への暴力が日に日にエスカレート
 していき、母が下の妹を連れて家出して、私達残る兄弟が
 送り出しました。
◆◆ 

◆◆  そんな私も高校3年生になり大学進学の為の勉強が
 ままならないと担任に相談すると、先生同士が協力して
 くれて家出先を探してくれました。
 それは都内の大田区にある下町の大家さんの2階が4室
 ほどの貸し間になっている物件でした。
◆◆ 

◆◆  階段を上がってすぐのその部屋は、3畳一間の洗面所
 も水道もない共同便所の、、物置のような部屋でした。
 でも、高校生の私には冒険の第一歩の生活の始まりす。
◆◆ 

◆◆  どうやって父親の許可を取ったのかは記憶にないの
 ですが、多分全て事後報告だったように思います。
 「家出」の当日は父が寝具と勉強机とカラーラック1台を
 車に積んで妹と一緒に送ってくれました。
 なんだかんだといっても、やはり親なのですね。
◆◆ 

◆◆  着いて荷物を運び込んで、1万円をホラっと渡して
 くれて「必要なものを買ってこい!」と父親は渡して
 くれました。
 それを持ってまだ見知らぬ土地を妹と彷徨い食器を
 買いました。
 コーヒーカップを1組買おうとする私に妹が言います。
 「二つあったほうが良いよ?」
 「二つはいらないよ!?」と言う私に二つ違いの妹は
 笑って、、。
 「必要になるから、、?」と言います。
 うん、、、?◆◆ 

◆◆  家族が帰った3畳一間は希望に満ちていましたが、
 すぐに寂しさもやってきました。
 翌日からそこから学校に通わなければなりません。
 生活の資金は若干の貯蓄と友人に紹介してもらった
 東急ストアの前身の「東光ストア」の食品売り場での
 アルバイトでした。
 初めての社会生活に全てが新鮮に感じる毎日が始まり
 ます。
◆◆ 

◆◆  食生活が一変しました。
 学校ではパンも買えないないので昼食を諦めていた私を
 可哀想に思って、クラスメイトが自分の持参した弁当の
 蓋に半分近くを分けてくれました。
 昼食時間になると自分からそれをもらいに行けず、声が
 掛かるのをただただ待っていました。
 空腹と侘しさで一杯です。
◆◆ 

◆◆  アルバイトを終えて帰宅すると、電熱機に片手鍋を
 乗せてお湯を沸かしインスタントラーメンを作って食べ
 ました。
 もちろん炊飯器はありません。
 片手鍋から出来上がったラーメンをそのまま食べました。
 あとは食パンを齧るくらいの、、?
◆◆ 

 「ありがとうございました」
 大家さんは自転車で魚を売り歩く行商人でした。
 支度小屋が離れにあり、そこの水道を使わせてもらい
 洗面やラーメンの水をそこから汲み上げる生活でした。
 とても親切な老婦婦が住んでおられ、懐かしい青春の
 思い出です。






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最終更新日  2022.12.05 06:34:31
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