耕 シ テ 天 ニ 至 ル

2008.01.26
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カテゴリ: 過疎化




立ち退き.JPGs-KC290005.jpg

このアパートまつわるお話を聞く機会がありました。
ちょっと悲しいお話でした。


風呂も無くトイレも共同のボロアパートに、身よりのない80過ぎのお年寄りが最後まで居残っていました。
理由は10年以上生活を共にした老猫を飼っていた為、次の引越先が見つりません。
それに保証人も無い高齢者の一人暮らしです。

立ち退きをすすめる行政の後押で、福祉施設に入居する方法も有りましたが、老猫と離れなければなりません。
移転でき無い理由を「老猫と住めない」等と甘えた言い訳は世間が許しません。


このご老人は決心し、長年連れ添ったこの老猫を保健所に預ける事にしました。



立ち退きが進む住宅地では人通りもまばらです。
どれだけ時間が経過したか判りませんが、異様な猫の鳴き声に気づいた人がご老人を発見し、救急車で搬送されました。


この老描は、残された手押し車の横で老人の帰りを待っていました。

しかし1ヶ月以上経過しても、ご老人は帰ってきません。
それでも路上で帰りを待つ老描に、いつしか誰が付けたか「ミミちゃん」の名前で呼ばれるようになりました。

理由を知らない、通りがかりの人達に不思議に思われながらも、ずっと待っていたようです。


しかし、手押し車も片づけられ、「ミミちゃん」の姿も見えなくなりました。

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私もひっくり返った手押し車や、子供達が餌をあげている所を目撃しています。

私を含め見かけた大多数の方は、手押し車はただの粗大ゴミで「ミミちゃん」は捨て猫にしか見えなかったでしょう。

このエピソードはご近所の方に教えて貰いましたが、この方も「ミミちゃん」の行方は判らないようです。







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Last updated  2008.01.26 19:51:08
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