探偵の愚痴をきいてください

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tantou88

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テーマ: ココロ(1379)
カテゴリ: 探偵
呆然とその場に立ち尽くす不良Bの眼は、さながら子犬のようでした

あからさまに怯えるというのではなく、あくまでも無表情で・・・
それでいて、どうしていいのかわからないといったように、時折私に視線を投げかける姿・・・


さあ、この若者は私が導いてあげなければ・・・
そんな想いで私のほうから切り出したのです



私 「これが何か分かるか?」

   (自身の手の平を開き、彼に見せる)




そこには、不良Aの 若い髪の毛 がごっそりと、張り付くように存在していたのです(怖)




私 「30秒後には ここにお前の髪の毛がある・・・」 (ニヤリ)





彼は自分に降りかかるであろう災難を瞬時に感じ取りました。
当然と言えば当然・・・


特等席
どんなにか痛烈なものか・・・。

彼はそれを仮想体験したようなものです。 文字通り痛いほどに (笑)





不良B 「・・・スイマセンデシタッッ!! 

        勘弁してくださいィィ!!」






直立不動の姿勢から一転し、瞬時に腰を折り曲げ、頭を垂れた姿が
その場に似合わないほどに美しく・・・
一方で妙に腹立たしかったのを覚えています






私 「エッ?  勘弁しないよ 絶対に・・・」 
         (あっさりと言いました)




だって不良Aがやられてる時に助けないで、ただ見てたゲス野郎です
それってムカつきませんか?





「一対一の戦いに水をさすのは野暮」
・・・なんて美学はまやかしですですよ・・・




だって不良Aは あんな になっちゃったんですよ。



それに彼の場合は明らかに、ビビッて手が出せなかっただけの様子でしたしね。





やちゃうか?  って言ってくれたよね?

    今がその時ですよ^^」 

     (教師が生徒を諭すようにww)








不良B 「・・・誠に申し訳ない」 

     (不祥事の際の会社役員の如く・・・ww)








私 「一発で許してやる 顔出せ・・・!」





彼は何度も命乞いをしましたが、やがてついに諦めたようです
決心すると私に顔を差し出しました



仁王立ちし、歯を食いしばる不良B・・・
これから繰り出されるであろう強烈な一発に耐えられるように

















キーン!!





不良B 「いッ!?・・・・・」






あまりにも短い悲鳴を上げ、その場に崩れ落ちる不良B・・・
その見開かれた視線は、一瞬だけ私の顔を見上げたようでした
そして、次の一瞬・・・彼の意識は別の世界へと旅立っていたのです




そう・・・。私は彼の  キン◆マ  を蹴り上げたのです・・・!!



(完)

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Last updated  2005.08.31 20:33:01


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