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2006の時も一応途中から優勝予想をしたような気がするので、今回もやってみます。
英国ブックメーカーの5月30日時点での優勝予想オッズは
スペインが5倍で1番人気。
以下、
ブラジル(5・5倍)
アルゼンチン、イングランド(ともに8倍)
オランダ(11倍)
となっています。
まあ、妥当な線だと思います。
ただし、ワールドカップにまつわる重大なジンクスの存在を加味すると少し違った予想になります。
これまでのワールドカップでは、ヨーロッパ開催ではヨーロッパの国が優勝し、アメリカ大陸開催では南米の国が優勝してきました。
ただ一度の例外が1958年スウェーデン大会でのブラジルの優勝。そして南米でもヨーロッパでも無い初の大会である2002日韓でもブラジルが優勝しています。
ここから言えることは二つ。
・ヨーロッパ勢はヨーロッパ開催の大会でしか優勝していない。
・南米でもヨーロッパでも無い大会で優勝したことがあるのはブラジルのみ。
さらに、優勝国に関するこういう事実もあります。
今までのW杯優勝国はたった7カ国。
ブラジル、イタリア、ドイツ、アルゼンチン、ウルグアイ、イングランド、そしてフランス。
このうち、ウルグアイ、イングランド、フランスは自国開催で優勝しただけです。
全ての試合をホームで戦い、予選を免除され、楽な組み合わせと有利な笛に助けられる自国開催は、正統な実力を反映するとは言えません。日韓大会の日本とそれ以外を考えてもよく分かるでしょう。
つまり、本当の自力で優勝した経験があるのは、ブラジル、イタリア、ドイツ、アルゼンチンの四カ国だけということになります。これは現在でも同じだと思います。
今回一番人気のスペインですが、確かに素晴らしいサッカーを見せてユーロでも優勝しています。でも、ユーロとワールドカップでは大会期間の長さも重圧も異なります。
純粋にサッカーの質で言えばユーロの方が高いかも知れませんが、ワールドカップで最後まで勝ちきるには、サッカーの実力だけではなく、国民やマスコミも含めたサッカーの国力、それと勝ちきった経験が必要になるのです。
その意味で言えば、スペイン、イングランド、オランダの優勝は無いと思います。
スペインは優勝にはまだ早い。勢いとサッカーの質だけで勝ちきれるユーロの優勝は経験したものの、ワールドカップの壁はまだ厚いでしょう。ベスト8の壁は破って準決勝、あわよくば決勝まで行くかも知れませんが、優勝は無いと見ます。
イングランドは自国リーグのレベルは現在世界一だけれども、イングランド人だけの代表チームに関して言えば、過大評価以外の何者でもありません。本当の意味でワールドクラスのスターと言えるのはルーニーだけです。(ベッカムが絶望的なので・・・)
さらにワールドカップでは自国開催で1回優勝しただけ。ユーロを含めてもベスト8が定位置で、ごくまれにベスト4になったり、16で終わったりする程度です。今回もその程度と見ます。
オランダはベスト4で華々しく散るのが似合うチームです(笑)
良いサッカーにこだわり、毎回名勝負を生み出し、そして優勝は出来ない。
これが国際大会におけるオランダの役割だと思います。
ある意味、優勝するよりもずっと世界のサッカーに、エンターテイメントに貢献してくれるのがオランダです。
今回も美しき敗者となってくれるのではないかと思いますし、それに期待したいです。
前回優勝国のイタリアは、さすがに今回は無いでしょう。世代交代に失敗し、明らかに衰えを見せ始めたベテランばかりで新戦力の上積もありません。
「前評判の悪い時のイタリアは要注意」というのもワールドカップの鉄則ですが、いくらなんでも今回は実力が不足しすぎだと思います。それに、前回の優勝で国としてのメンツは一応保たれていますし。八百長疑惑で後が無かった前回とは違います。「守るべき物」が無い時のイタリアはヘタレに過ぎません。なのでイタリアは論外。
となると残るのはブラジルかアルゼンチンです。
最も可能性が高いのはブラジルでしょう。
前線のタレントが小粒という弱点はあるものの、それはあくまで過去のブラジルと比べての話であって、世界レベルで通用するタレントがゴロゴロ居ることは間違いありません。
そして、ドゥンガ監督の下で「強者によるカウンター」というサッカーにおける最強の戦術をなりふり構わず選択したブラジルは、正直隙がありません。
最初に挙げたジンクスの条件を満たす、アフリカ開催という事もあります。
これに対抗出来るとしたら、マラドーナという予測不能の采配と奇跡を起こしうる強運を備えた監督と、最強のFW陣を抱えたアルゼンチンだけでしょう。
メッシを始め、イグアイン、テベス、アグエロ、ディエゴ・ミリート、パレルモのFW陣の今季の成績はものすごいものがあります。
47得点/53試合 メッシ(バルセロナ) リーガ得点ランク 1位
29得点/39試合 イグアイン(R・マドリード) リーガ得点ランク 2位
20得点/49試合 アグエロ(A・マドリード) リーガ得点ランク 11位
28得点/50試合 ディエゴ・ミリート(インテル) セリエA得点ランク 2位
29得点/40試合 テベス(マンチェスターC) プレミア得点ランク 4位
16得点/37試合 パレルモ(ボカ) アルゼンチン後期リーグ得点ランク 2位
全員が一度に出られる訳ではないですが、これほど充実したFWを揃えた国はかつて無かったのではないでしょうか。
サネッティ、カンビアッソ、ガゴら、今最も優秀な中盤の選手を選んでいない点が信じられませんが、それを差し引いてもこのメンバーの充実っぷりは凄い。
問題は、マラドーナが監督だということだけ・・・・。
しかし、逆に理屈が通用しないところでマラドーナの神通力が発揮される可能性も充分にあるのです。
・・・と、言う事で、開幕前の私の優勝予想です。
大穴を選ぶとしたら、総合力では劣るものの、クリスティアーノ・ロナウドという切り札を持ち、アフリカとも関係の深いポルトガルでしょうかね。
アフリカの国々はまだ優勝出来るだけの底力はありません。アジアや北中米はいわずもがな。
まあ、当たるか外れるかはともかく、こういう予想はいつもながら楽しいものです。
期待してもうじき始まるワールドカップを見ることにしましょう!