忘却の彼方へ 別館(たぬちゃん 日々雑感)

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2004年12月30日
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カテゴリ: さだまさし
さだまさしさんの音楽、その38は「寒北斗」 先週一回とばしてしまい(忘れていた)金曜日に書き込んだ通りの選曲です。
歌詞とは全然関係ありませんが、この曲がシングルカットされた年の、ザ・ベストテンかトップテンで、真冬の東北地方の農家から中継で歌ったのを見た記憶があります。さださんは、口パクじゃないんで、見ていてすごく辛そうでした。

『幾つになっても郷土へ帰るのはいいもんだ
 照れ臭くってあたたかくっていいもんだ
 土産といってもこの躰 折りから郷土は煤払い』
ここ数日、故郷へ帰っている方も多いのではないでしょうか? 私は自宅通学・通勤なもので、故郷へ帰るということがありませんが、普段会えない家族が待つ故郷に帰るというのは、恥ずかしいけど、心が温かくなるものなんでしょうね。

『昔晦日に餅もなく 子供の顔をみつめてた
 あなたの気持ちわかる程 大人になって去年今年』
人として、親として、一番大切なのは子供。その子供に正月に食べさせてやる餅すら買えない貧困。親にとって、一番辛いこと。子供の頃には、その意味が分からなかったけど、自分も親になってもおかしくない歳になれば、分かることがある。あのとき、両親はどんな思いでいたんだろう。


 酒飲むなの躰こわすなの小言いう
 小言といってもこの耳に 何故か今夜は心地よい』
世間では一人前と言われる歳になっても、母親から見れば、子供に過ぎない。子供の時には、反抗した小言の数々が、今では自分が、この母親の子供であることの証明のようで、ある意味ありがたくなる。私もこの歳になると、ふとそう思う瞬間もあります。まあたいていは「うるさい!」と思いますけどね(爆)

『二本目の徳利を差し出せば お袋は座ったまま眠ってる
 胸をつかれて不覚にも 涙ひとつこぼれました』
子供の頃の母親は、自分が起きて来たときには、すでに家事をしており、寝るときも家事をしているイメージがあります。そう「お母さんは、いったいいつ寝るんだろう?」と疑問に思ったことがありませんか? もちろん、お仕事の都合でその逆になってしまっているお母さんもあるでしょうが...その母親が眠っている、しかも座ったまま。なんでもないことが、母親の「老い」を感じさせ、それまで永遠であったはずの母親が、永遠の存在ではないことを思い知らされます。

『たった今決心がつきました 年があけたら嫁をもらいます』
両親に対する最大の親孝行は、結婚して子供を授かること。なのかも知れません。両親が自分の子供に対して「責任を果たした」と思う瞬間が「結婚したとき」なのでしょうか。そういう意味なら、私はとんでもなく親不孝をしていることになります。自宅通勤なので、毎日両親の姿を見ます。毎日見ているから気がつかない小さな変化。でもふとした行動から「時間」を感じることがあります。
相手がいませんから「年があけたら嫁をもらいます」と宣言出来ませんが、少しは努力するように、自分を変えていこうと決意する年末です。





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最終更新日  2004年12月30日 17時29分21秒
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