忘却の彼方へ 別館(たぬちゃん 日々雑感)

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2006年01月12日
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カテゴリ: さだまさし
さだまさしさんの音楽、その67は「坂のある町」
たぶん、坂のある町=長崎と思われますが、描かれている風景には特定の場所を明示していません。さださんらしいといえる曲です。

『海辺の坂のある町で
 二人ある日出会った
 あなたは珈琲店の窓辺の陽だまりで
 静かに海をみてた
 それから高台に登り
 船の汽笛を聴いた
 あなたがいつかひとりで遠くへ行ってしまう

淡々とした出会い。でもそこにはすでに「別れ」の芽が生じています。出会いがあるということは、いつか別れが来るということ。その時期や環境が違うだけで、誰にでも平等に与えられたもの。

『びいどろ細工の指輪は
 壊れ易いと分かっていても
 好きなものは好きと思いたかった
 今日の喜びと明日の悲しみを比べて
 選びなおす程に 利口にだけはなりたくなかった』
「別れ」の予感がある「出会い」 出来るだけ早く過ぎ去ってしまえば、心に残る痛みは少ないはず。でも、今日と明日とを天秤にかけるような生き方は、あまりにも哀しい。若い頃の真っ白な心からすれば、それは「汚れ」にしか思えないのかも知れません。

『必ず迎えに来るから
 あなたのそんな言葉
 嘘ではないけど決して本当でもないと
 その時そんな気がした』


『今日の悲しみと明日の希望をすりかえて
 笑ってあげられる程 いつか利口になってしまってた』
大人になるということは、目先の出来事と将来の出来事を比べて、入れ替えてしまう知恵をつけるということ。若い頃は、目先の出来事に対して喜怒哀楽を直接表すことができた。でも歳をとるにつけ「その次」を考えて、トータルでしか感情を表すことが出来なくなっていく。つまり感受性が衰えていってしまう。この感受性が鋭い時期を「青春」と呼ぶのでしょう。感受性が鈍くなったと意識した時「大人」と呼ばれる存在になっていく。そして感受性を失った時、人は人として死んでいくのでしょう。

少し哀しい曲でした。

【J-POP/歌謡曲:さ】さだまさし / ADVANTAGE (CD)


さだまさしコンサートレポは、 たぬちゃん 忘却の彼方へ





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最終更新日  2006年01月12日 18時00分13秒
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