山陽電気鉄道の筆頭株主は阪神電気鉄道です。一方、神戸電鉄の筆頭株主は阪急阪神ホールディングス。阪急と阪神が合併する(正確には阪神がホールディングスの子会社になる)前は、山陽が阪神系、神戸電鉄が阪急系だったわけです。
そんな事情もあってか、阪神・淡路大震災から3年後、阪急は新開地までの乗り入れとなり、山陽との相互乗り入れは解消されてしまいました。それと同時に、阪神梅田と山陽姫路を結ぶ直通特急の運転開始となったのです。
設備などの関係から実現はしていませんでしたが、もともと1968年の乗り入れ開始にあたって姫路発梅田行が構想としてありましたので、30年目の悲願達成とも言われたものです。
神戸高速鉄道は神戸市の第三セクターと申しましたが、実際には神戸市の持ち株は40%です。相互乗り入れする4つの電鉄会社のうち東西線に乗り入れている3社(阪急、阪神、山陽)がそれぞれ10.7%、南北線の神戸電鉄が7.9%、合わせて40%の株を4社が持っています(現在、阪急分はホールディングスが持っています)。
今では、阪急も阪神も阪急阪神ホールディングスの100%子会社となり、神戸、山陽もそれぞれの筆頭株主がホールディングス、阪神という強い資本関係にありますので、全体として40%の強い影響力を持っていることになります。実際にも、持分法との関係で、神戸高速鉄道は「阪急阪神東宝グループ」に入れられています。(さらに続く)