トロッコ列車「わたらせ渓谷号」は、大間々駅~足尾駅間で運転されます。両端の桐生駅や間藤駅では、機関車を付け替えるために使う線路がないためです。
しかし営業的には、JRとの接続駅である桐生まで、あるいは東武鉄道との接続駅である相老(あいおい)駅まで乗り入れることが望ましく、実際、そのような要望が多くありました。
今年の9月、6日、13日、20日、27日の4日間に限り、始発を相老駅にする試みがなされました。両側に機関車をつけて「プッシュアンドプル」で運転したとか。乗客には好評らしく、本格導入に向け検討しているそうです。
そんなことになるとは知らず、8月初旬の暑い夏の日、私は大間々駅で「わたらせ渓谷号」を眺めていました。
最後尾
「わたらせ渓谷号」は、専用ホーム(もともとは貨物用?)に停まっていました。ただしこのホームの途中に柵があって、前の方には行けません。乗客は一番後ろの車両から車内に入ることになります。
いったん駅を出て、前方へ行ってみることにしました。
トロッコ車両
中間の2両には窓がないトロッコ車両で、ここには入口もありません。
先頭の機関車「DE10-1537」
隣にはトラックが横付け。やっぱりここは貨物用のホームといった感じです。
ディーゼル機関車のDE10は、トロッコ列車運転のためにJR東日本から買ったそうです。
大間々駅北側の踏切より
写真中央が大間々駅のホームと駅舎です。右側に、出発準備の整ったトロッコ列車が見えます。左側に停まっている列車は、「わ01形」と呼ばれているお座敷列車で、冬場に「サロン・ド・わたらせ」として運行されるそうです。


定刻に、ほぼ満席の乗客を乗せて、トロッコ列車は足尾に向けてゆっくりと動き出しました。あのお弁当も積み込まれたことでしょうね。気の早い人は、もう食べ始めているかもしれません。