京阪・枚方市駅南口は、かつては木造家屋が密集し、道路も狭く、枚方市の表玄関、ターミナルとしての機能は果たせていなかったようです。
再開発のための調査が、昭和40年(1965年)に開始され、昭和46年(1971年)にようやく都市計画が決定し、同年より大事業がスタートしました。
用地買収はせず、土地・建物の権利関係を調整して、新たに建設するビル床の権利に置き換えるという方式をとったため、権利者の理解を得るのに苦労したということです。
1.6ヘクタールの区域で事務所や商店を撤去して、その跡地に駅前ビル3棟と5000平方メートルの駅前広場、4700平方メートルの都市公園を建設するというものでした。
5年の歳月と113億円を投じて、昭和50年(1975年)に完成。3つのビルは「ひらかたサンプラザ」と名付けられました。
1号館
駅舎の正面にあるのが、ひらかたサンプラザ1号館です。1階にはりそな銀行のロビーがあるほか、各階に医院やオフィスなどが入っています。
2号館
ひらかたサンプラザ2号館には現在、近鉄百貨店枚方店が入っています。
オープンしたときには、「丸物(まるぶつ)枚方店」だったそうです。しかし丸物が経営不振となって近鉄グループ入りし、「株式会社丸物」は「株式会社京都近鉄百貨店」になりました。枚方の丸物は「株式会社枚方近鉄百貨店」となりました。
その後、平成10年(1998年)に「枚方近鉄百貨店」は近鉄百貨店に吸収合併され、「近鉄百貨店枚方店」となっています。
余談になりますが、平成13年(2001年)には、「株式会社京都近鉄百貨店」が「株式会社近鉄百貨店」を吸収合併したうえで商号を「株式会社近鉄百貨店」に商号変更しました。事実上は、「近鉄百貨店」への統合なのですが、旧「近鉄百貨店」が株式非上場だったため、形式上、上場会社の「京都近鉄百貨店」を存続会社としたということです。
さらに余談ですが、丸物が関東に進出したときの「東京丸物」は、現在は「パルコ」になっているそうです。
歩行者用デッキ
上の写真は、1号館と2号館の間の歩行者用デッキです。背中側が駅舎で、写真奥へと歩いて行くと、枚方市民会館や枚方市役所があります。
3号館
ひらかたサンプラザ3号館は、枚方市駅東改札口に隣接しています。主に飲食店が入っています。1階にはパチンコ店があります。「さんぷら座」というのは愛称でしょうね。
歩行者用デッキは3号館ともつながっています。
また2号館(近鉄百貨店)と3号館の間には屋根付き通路があり(上の写真、右寄り)、3階部分が結ばれております。たしか、地下部分にも通路があったと思います(が、最近は通ったことがないので、確認していない)。
枚方近畿ビル
ロータリー西寄りにあるビルです。近畿大阪銀行(かつては近畿銀行)のロビーがあります。オフィスなどのほか、飲食店や英会話、旅行会社などが入っています。
その奥のビルは「枚方三和ビル」で、三菱東京UFJ銀行(かつては三和銀行)のロビーがあります。さらにその奥のビルは、かつて「三越」が入っていました。
1980年ごろ、三越枚方店は、一番手前の枚方近畿ビルの上層階までフロアをひとつにして、店舗の拡大を図っていたようです。しかししだいに規模を縮小し、1階にマクドナルドが入ったり、地下フロアを食品スーパー「ラッキー」に貸したりしていましたが、2005年に撤退しました。
現在は、「ラッキー」が営業を続けているほか、1~2階にはTUTAYAの物販店、3~5階にABCクラフトが入っています。
ちなみに、TUTAYAの前身は「蔦屋書店 枚方店」です。ひらかたサンプラザ3号館の東側でレコードレンタルをしていた時代を知っています。これがTUTAYAの1号店です。
規模を拡大しつつ何度か場所を移転して、一時は三越跡でレンタル店を営業していました(いまは物販のみ)。現在、レンタル店は駅北側に移っています。
梅が咲き出していました 2018年01月21日 コメント(2)
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