星ヶ丘厚生年金病院は、枚方市星ヶ丘4丁目にあります。国道1号線(枚方バイパス)沿いにあり、交差点の名前にもなっています。
交差点の名標
直線距離では京阪・交野線の星ヶ丘駅が近く、徒歩で15分程度です。しかし、狭くて坂のある生活道路しかなく、たいていは枚方市駅からバスやタクシーを利用するか、自家用車を使います。広い敷地には有料の駐車場が約500台分確保されていますが、かなり込み合っているみたいです。
病院正面
1953年(昭和28年)、この地に結核療養のための施設として「健康保険星ヶ丘病院」が開院しました。当時、結核は死亡率第1位の病気で、国策として全国に療養所が開設されていた時代です。その後、結核患者の数が減り、「療養」から「リハビリテーション」へと転換していくことになります。
1968年(昭和43年)には厚生年金に移管されて「星ヶ丘厚生年金病院」と名称を変えます。リハビリテーションの総合病院へと変革する中、多くの診療科が新設されました。脊髄損傷、脳卒中を中心とした疾患を多く扱い、リハビリテーションに関する先進的な取り組みを続けています。
また厚生労働省より2002年(平成14年)、北河内地区での「がん診療連携拠点病院」の指定を受けました(大阪府下で10病院)。
しかし、病院経営が厳しいのはいずこも同じです。2003年、全国の厚生年金病院は構造改革の流れの中で売却・譲渡が論議されることになりました。これに対し、枚方市に限らず広い地域から星ヶ丘厚生年金病院の存続を願う署名が寄せられたということです(2005年9月末現在で13万人という数字が示されています)。
このような声を背景に、2005年に成立した法案では、「厚生年金病院(全国で10病院)については公益的な医療提供を行う病院として存続することが可能」とする付帯決議が採択されました。
2009年、政権交代後のニュースとして「永妻厚生労働相は、公的病院として存続する方針を固めた」という情報が伝わってきました。今後の動向を見守りたいと思います。
北河内地区で唯一の「がん診療連携拠点病院」の指定をしておいて、廃止論議というのは筋が通っていません。大局的な観点から医療制度の抜本的な改革案を示すなかで、不要なものは削って必要なものには手厚く支援することが大切です。
梅が咲き出していました 2018年01月21日 コメント(2)
実りの秋(山田池公園にて) 2017年10月01日