豪徳寺は招き猫の発祥地だという説があります。
かつての豪徳寺は寂れた貧しい寺だったそうです。それでも和尚さんは飼っていた猫を我が子のように思い、自分の食べ物を分け与えていたといいます。あるとき和尚さんは「汝 我が愛育の恩を知らば何か果報を招来せよ」と猫に言い聞かせました。
数ヶ月たったある日、藩主の井伊直孝が鷹狩りをしていて豪徳寺の前を通りかかったところ、猫が門前で手招きの仕草をしていたといいます。直孝が寺に立ち寄って休憩していると、雷雨が降り始めました。雨に濡れずにすんだ直孝は喜んで、その後、荒れていた豪徳寺に多額の寄進をしたといいます。
似たようなものとして、樹木の下で雨宿りをしていた直孝が、手招きする猫に近づいたところ、さきほどまで雨宿りしていた木に落雷があり難を逃れた、という話もあります。
「猫が顔を洗うと雨が降る」といわれますが、豪徳寺の招き猫の話と関係あるという説もあるようです。
豪徳寺境内の一画に、「招猫殿」という建物があります。
招猫殿
ここの絵馬は、招き猫です。
招き猫の絵馬
ここでは猫は観世音菩薩の使いなのでしょう。
奉納された招き猫
招猫殿の左側に、たくさんの招き猫がいます。豪徳寺ではこれを「招福猫児(まねぎねこ)」と呼び、願いがかなったお礼として奉納されます。
同上
ところで、平成19年(2007年)の彦根城築城400年を記念して登場したゆるキャラ「ひこにゃん」は、井伊家ゆかりの豪徳寺の招き猫が原型になっているという話です。ひこにゃんも招き猫だったんですね。
2011年、皆さんのもとにたくさんの福が来ますように。
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