京都市山科区から伏見区東部にかけて、山科盆地があります。その中央を南北に流れるのが山科川です。
京阪六地蔵駅近く
京都市内を流れる川のほとんどは桂川水系であるのに対し、山科川だけは宇治川水系に属しています。
山科川はかつて櫃川(ひつかわ)とも呼ばれ、旧街道には櫃川橋という木橋が架かっていたそうです。いまでは旧道は住宅・田畑に埋没してしまって判りませんが、現在の新六地蔵橋の付近にあったらしいということです。
新六地蔵橋から山科方向
櫃川や櫃川橋は、平安時代の和歌にも登場するほどで、歴史ある川です。
「都いでて伏見を超ゆる明方はまづうちわたすひつ河の橋」 新勅和歌集 藤原俊成
「日暮れなば岡の屋にこそ臥し見なめ 明けて渡らん櫃河の橋」 梁塵秘抄 詠み人不詳
六地蔵は都への出入口のひとつであり、昔から旅人が行き来していた様子が想像できます。
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