日野薬師とも呼ばれる法界寺をあとにして、石田駅に向いて歩いていると、道端に石の道標が建っていました。

「鴨長明 方丈石 左八百米」と書かれています。
鴨長明(かものちょうめい)といえば、「方丈記(ほうじょうき)」ですね。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」の書き出しで有名です。
方丈記は、鎌倉時代に書かれた随筆で、吉田兼好の「徒然草」、清少納言の「枕草子」とあわせ、日本の三大随筆とも呼ばれています。
ところでこの「方丈記」の「方丈」は、「一丈四方」という意味です。一丈は十尺、およそ3メートルですから、方丈というと9平方メートル、6帖足らずの広さです。鴨長明は、この日野の地に小さな庵を結び、方丈記を執筆したということです。
しかも「方丈石」というのですから、平たい石の上に庵を建てたのでしょうね。
今回は現地には行っていませんが、聞くところによると、最後の300メートルほどは山の中に入っていく感じだそうです。一人で行くには勇気が要るかも?
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