PR
サイド自由欄
キーワードサーチ
カレンダー
フリーページ
コメント新着
何年か前、周りの人たちが『ホ・オポノポノ』のことを話題にするので興味を感じ本を読みました。
その本の中で、吉本ばななさんのホ・オポノポノとの出会いのことが書かれていました。
全文引用するととても長くなってしまうので、要約してみます。
吉本ばななさんは小さい頃ものや植物とお話ししているような子どもだったそうです。花瓶が壊れても可哀想だ、と泣き、動物が死んだりしたらお祈りしたり嘆き悲しみ、いらいらした人がいる部屋に入ると頭痛がし、病院に行くといろいろ感じてしまい一日寝込み、悪意にも敏感でいつもびくびくしていたのです。
自分の中に小さい友達がいて、その子が喜ぶものを集めて袋に入れて、いつでも持って歩いていました。
それは今も変わっていないのですが、小さい頃はいっそうむきだしで、そんなばななさんの成長過程での傷つき具合のことを『私がどんな目にあって生き抜いてきたか想像がつくであろう』と記しています。
『人々は皆私を狂っているとか神経質だとか、もう少ししっかりしなさいだとか大丈夫になりなさいだとか、うっとうしいだとか、面倒くさいだとか、繊細過ぎると言った』
ばななさんは生きにくさを自覚し成長過程で周りの言うことを取り入れ少し『現実的』に なってみました。いいこともありましたが、自分のなかの小さな人の叫びから少しだけ逃げました。
小さい人の叫びを奥に押し込め、図太い方が生きやすいと........
でも、小さい人はどこまでもかぼそく叫び続けました。自分のなかの小さい人を切り捨てようとまでしましたが、その小さい人はうなづきませんでした。
そしてばななさんの中の小さな人の『美しい反逆』をはじまりました。
人に合わせることがどうしてもできなくなり、『私はあなたがとても好き、でもここが違う、私はこう感じる』 としか言えなくなりました。
お互いに傷つき、たくさんの人が離れていきました。
その空間にほんとうにわかってくれる人が近づいてきてくれましたが、ばななさんは痛みをむき出しのまま、弱っていったのです。自信も失いました。
ばななさんはそうした心の旅路の中で『ホ・オポノポノ』のヒューレン博士の言葉に出会ったのです。
こうしてばななさんの新しい試みが始まりました。
〜このあとが知りたい方は
☆ ハワイに伝わる癒しの秘法:みんなが幸せになる
ホ・オポノポノ イハレアカラ・ヒョーレン著(インタビュー)
徳間書店刊〜
を読んでみて下さいね。ばななさんの癒しの過程で起こる気づきが興味深いです。
私が要約した吉本ばななさんの文章の要約はこの本の126頁〜130頁までです。
心のリハビリの方法は人それぞれで合う合わないがあり、やり方が違っていると思います。
6歳までのハートが全開(潜在意識になんの書き込みがない状態)以後に周りの大人の一言、または親の口癖などで身に付いてしまったことが思い込みみとなり、自分自信でも理解できない思考や言動の隠された動機になっていることに気づくことが大切なのですね。
自分のなかに小さな自分を見つけたら、全部肯定し、育てていく技法を考える。
それが本当の自分に戻れる道なのかもしれませんね。
私は吉本ばななさんの最近の作品が好きです。ものの見方、感じ方が一方ではなく幾重にも重なる美しい織物を観ているかのような豊かさを感じるからです。
それはばななさんだけではなく、私たちの中に豊かに息づいているいのちが息を吹き返すことなのではないでしょうか^^