日々、是、ざつぶん

日々、是、ざつぶん

December 1, 2021
XML
カテゴリ: 番組視聴感想
​​​​​​​​​​今日から12月ですね(と、書いた時点で、無理やりでも12/1にUPしなければならない時間的制約ができた

感想を書きたい ​と言っていた、11/28放送回分の 林修の初耳学
インタビュアー林修のコーナーの、今回のゲストが、 飲食店 プロデューサー​ 稲田俊輔 さんだっていうんだから……。

そりゃ、 ​書かねば!​
使命感 が生まれました(謎)。​​​

その前段として。
その前の週の 坂上&指原のつぶれない店 で、最後の最後に「​ 東京への出店を考えている方募集 」という案内があったんです。
それに、ものすごく 違和感 を感じたんですよ。

その日の特集のように、一時的に東京の空き店舗を居抜きで借り、 期間限定 で開いてお店の知名度を上げ、もって最終的に 地方へ戻っていく ならありだと思います。​
が、はやせの印象では、東京の飲食店はすでに飽和状態で、 過当競争

その漠然としたはやせの違和感に、くっきりとした 輪郭 を与える​ 提言 ​を与えてくれたのが、​稲田さんだったと思うのです。

具体的には「みんなに好かれる 大衆的な料理 」と「自分の個性を活かした 尖がった料理

これを、はやせのいる地方の田舎で生き残りをかけている飲食店に向けての提言として置き換えてみると、「地元客に愛される 定番料理 」と「遠くからわざわざ食べに行きたいと思わせる 名物料理 」との両立、という​​考え方になろうかな、と。

で、あれば。
別に、土地代の高すぎる東京にわざわざ個人の店を構える 必然性 すらないかなぁって。

むしろ、今後の若者は、店を構える、という価値観からも自由になるかもしれません。
複数の料理人で一つの店を共有し、場所と従業員を共有し、日替わりで(あるいは週替わり・月替わり単位で) 違うシェフが料理を出すお店 とする。

シェアハウスならぬ、 ​​ シェアレストラン ​​ 、という業態が、生まれそうな予感があります。

そう思わせてくれた、今回のインタビューでした。
(若干書き足りないような気もするが……気が向いたら追記するかも←ぉ)
​​​​​​​​​

​【第2版追記】​

​ああ、そうだ。
極端な安売り 採算度外視のデカ盛り は、 飲食業界全体の首を絞めている 、という提言も、メディアで取り上げてくれてありがたかったお言葉だと思います。

元・農家の娘である自分は、スーパーなどの大型店が1円でも安く農作物を売るために、農家が生産にかけてきた コストを無視 して「もっと安く売れ!むしろ、うちが買わなきゃ 腐らせるだけ だぞ!」と、 脅されてきた時代 を知っています。

結果、今でも牛乳の値段はペットボトルのミネラルウォーターより安いんですよ!?​
(それでも、加工品用に回されるよりは 単価が高い ので、酪農家はできるだけ飲用乳として売りたがる)

​​​​そして、そんな安売りによって体力を奪われた前世代の農家たちは、子どもたちに借金だけを背負わせることを悲観して、離農が進んでしまったのです(そういえば、そんな話を​ 過去に書いてきた ​っけなぁ←ああ、うちの実家も、色々と事業清算するにあたって、離農直前まででも借金がまだ 1000万 残っていましてね。そのままじゃ 生命保険を解約するか、実家を手放さなきゃならん とか言い出すから、はやせの預金から 300万 ​貸して​ あげましたわよ。譲渡すると贈与税がかかるから。のち、100万くらいまでは返してもらったけど、残りはその時にキープした、父親が亡くなった時に出る生命保険で返してもらうことになっている……(涙))。

結果的に、その時代から今でも生き残っている農家は、本州に多い 兼業によって生活費を補填している 農家か、北海道の離農跡地を手に入れて 更なる大規模化を図っている 農家か、の、 二極化 をしていると思います。​​​​

​そんな時代を知らない現代の若者たちが、 農家は未来ある魅力的な職業だ と思って参入してくれているのはとーってもありがたいんですけど、ね。内心、複雑なんですよ?​

後継者がいないと嘆く飲食業界も、全く一緒でしょう……。 持続可能な産業 とするためには、事業継続が可能な程度の収入は絶対に必要なんです( SDGs の考え方でもある)。

資本主義社会の世の中で今後も生きていくつもりなら、正統な評価を受けるべき商品はそれに見合った値段で 買う べき。それによって、ようやく 従業員の給料も上がる んだってことを、消費者も自覚しながら商品を選ぶ必要があると思うんです(今の若者は中古品大好きだけど、誰かが新品で買ったものを中古市場に回してくれているからこそ、その恩恵に与っていられるんだということを、 自覚しながら 利用して欲しいと思わずにいられません……)

​一方で…… 趣味で飲食店をやりたい お年寄りについては、その安売りを 子ども食堂 などに力を入れている団体に協力することで叶えて欲しい、とも思います(具体的には、そういう団体で クーポン券 のようなものを発行してもらい、それを提示した子には安く食べてもらえるようなシステムイメージ。ただし、子ども食堂そのものについては、夜に親がいない子どもたちの 居場所づくり という側面もあるから、子ども一人での利用についてはまた、色々と考える必要があるけれど)。

こーむいん人生の多くを 福祉畑 で生きてきたはやせにとっては、 貧困問題 も大きなテーマの一つなのです。​​​​​




……ヤフコメ民たちよ。
はっきり言って、 カツカレーの話 だけで終わらせるのは、もったいないぞ?(苦笑)

​【第2版追記】​

なお、 TVer での見逃し配信が終わった後も、しばらくの間は​ YouTube ​でインタビュー部分だけは見られるようですよ​。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  December 4, 2021 10:54:29 AMコメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Profile

たすくっち

たすくっち

Archives

December , 2025
November , 2025
October , 2025
September , 2025
August , 2025

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: