日々、是、ざつぶん

日々、是、ざつぶん

January 13, 2022
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​​​​​​​​​​ここのところ、学校が休みになる8月や年末年始には「牛乳が余ります!このままだと廃棄の恐れがあります!」というニュースが流れて、今年はどうなるかなぁと毎回気にはしていたんですが、今年については「​ 皆さんのおかげで大量廃棄は回避しました! ​」というニュースが出ましたね(リンク先は大本の Jミルク さんのサイトへ)。​

知ったかコメンテーターの皆さんが「飲まないなら加工すればいいだろ」とか、安直に言っているのを見かけるたびに、「そんな簡単なモンじゃないんだけどな~」と、元・酪農家の娘は思ってきたんですけど。

まず第一段階として、(殺菌加工後の)牛乳と、(加工前の) 生乳 との違いを知っていることを前提にしないと、​話が全く進まないのですが、生乳(「 せいにゅう 」と読みます。まちがっても「なまちち」ぢゃないぞw)とは、 搾りたてそのまんまのお乳 のことです。

生きている牛から搾ったものですから、搾りたて直後の生乳は、牛の体温に近い30数度のぬる~い状態で出てきます。


生乳はものすご~~~く栄養価が高いので、そんな温度で放っておいたらあっという間に 雑菌 が繁殖して飲めなくなるんですよ。当たり前ですが

そこで、酪農家は バルククーラー という冷却兼貯蔵装置を牛舎の中に持っていて、可能な限り素早く、この生乳を冷やしているのです(概ね4~5度ってところ)。​これは、24時間冷やし続けなければならない 冷蔵庫 と一緒で、つまり、生乳が出荷されるまで延々と、 電気代 がかかるものなのです(北海道大停電の時に、自家発電機を持っていない酪農家や、自家発電設備を持っていない工場が泣く泣く生乳を捨て続けなければならなかった理由が、これです)。

ね。使い切れないならとっとと捨ててしまう方が、よほど コスト削減 になっちゃうんですよ、コレが。

しかも、そもそも保管できる最大容量がこのバルククーラーの サイズ による(もちろん、工場は酪農家より遥かに大きな同様の冷却装置を持っているでしょうが、最大収容可能量の 上限 が決まっている点では全く同じ)んですから、工場側がフル稼働しても「これ以上処理しきれない!」と悲鳴を上げちゃったら、やっぱり酪農家は余った古い生乳を捨てなきゃならないんです(だって、物理的に冷やせないんだから。乳搾りは毎日やるものなので)。

直販売 していたようですが( ​​​

​【第2版追記】​

​もちろん、無許可販売な上、殺菌基準も守っていないで大々的に売っていたら、現在のはやせの立場だと「 食品衛生法 違反!​ 」と糾弾しなきゃならんので、もうちょっとだけ言い訳させていただくと……。

建前としてはあくまで、「ご近所さんに頼まれたので おすそ分け 」という体で、ご近所さんがお鍋やペットボトルを持参してきてそこに入れてあげる、というかたちをとりつつ、玄関先に「お気持ち」程度の100円玉をいくつか置いていかれる、という感じでした。

なんで……赤字にならん程度で全然儲かってはいなかったと思うよ おやつ代 になっていた疑惑も……


余談ですが、はやせは幼い頃、牛乳と言えば実家の生乳しか飲んだことがありませんでした。もちろん、冷やしているとはいえ雑菌は怖いので、「牛乳は必ず 沸かして(=加熱消毒して)飲むもの 」​というのが常識で、しかも無加工の超濃い生乳は、沸かしていくと薄い膜(豆乳でいう 湯葉 みたいなものかな)が張って、これが水蒸気の逃げ場を奪って、油断するとすぐに鍋から吹きこぼれるものなんですよw

それを、皮付きのアッツアツのまんまふーふーしながら飲んできたので……小学校入学後、紙パックに入った 味の薄い 牛乳を飲んだ時に「こんなに ​飲みやすい牛乳​ があったのかー!?」と、逆に感動したというエピソードをもっていたりしますw

閑話休題w

​​
​​酪農家による出荷調整もあったようですから、引き取られなかった生乳は当然、酪農家の方でもなんとか消費しなければなりません。

そこで、夏休みの間に我が家の食卓にまぁまぁよく並んだものが、 牛乳豆腐 と呼ばれる食品です。​うちの実家では酢を入れて作っていたので、今では カッテージチーズ を茶巾包みで絞って固めたものとそう変わらないもの、という知識がありますけれども。​

バターで焼いて 食べるという、乳製品×乳製品で、徹底的に乳製品消費を図っていたところですねw(たぶん、普通はそれこそ、本物の豆腐のようにお醤油をつけて食べていたと思う) これ、はやせ的には美味しくいただいてきたんですが、噛むとキュッキュ、キュッキュと、 ​音が鳴ります​ ww

​生乳のまんまで置いておくよりは多少日持ちもしますので、原料さえあればたくさん作れるのですが……あれ、果たして他にもっと美味しいアレンジ方法はなかったのかと、ほとんど食べる機会のなくなった今になって、思ってみたりしますw

そんなことを思いながらも、牛乳の大量廃棄という哀しいことにならずに済んで、ほっとしたはやせでした。





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Last updated  January 15, 2022 09:07:16 AM
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