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いわゆる、新興住宅地で育った。
街が育つとともに、自分も育った。
区画整理されて家が次々建ち
道が整備されて、
ばんばんマンションが建ち、
スーパーや飲食店ができ、
近所や学友の転出入がめまぐるしく、
人口が激増、学校だけでなく
区までもが新設。
そんな中で育った。
それが、当たり前、フツーという状況。
でも、その急激な右肩上がりの状態は
「一時的なもの」で「ここは特殊な場所だ」
と、いつも思っていた。
新しいものが目の前でじゃんじゃん
作られていくのは、刺激的で、楽しかった。
街や人、いろいろな変化について
うわさ話は絶えず、新しい都市伝説も豊富で
子どもにとって、サイコーだった。
街のルールも厳しくなっていったが。
こんな、急激な街の変遷を
身をもって体験できたこと、
これはものすごく貴重でラッキーだと思う。
たとえば、
モノゴトは常に流転する、
永遠に続くことなどない、
ものの見方は立場によって色々、
変化は必ず訪れる、
人は去るし、新しい出会いも来る、
一期一会、
みたいなことを感覚的に学べたと
思うのだ。
なんでこんなことを書いているかというと、
自分は
新しいことに慣れるのに時間がかかる方だと思うが
こんな環境で育ったことが、それを少し緩和してくれているな、と
最近、気づいたからなのだ。
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