ちえ丸のヨロカジ日記

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2006年10月31日
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カテゴリ: 娯楽
 私が小学2年の頃、
母が、どこからともなくセキセイインコをもらってきた。
たぶん、どこかのお宅で生まれたものを、分けてもらったのだと思う。
黄色と黄緑色の、
最もスタンダードなタイプのインコを”つがい”でもらい、飼い始めたのだが、
もらった時にはその2匹はすでに成鳥になっていて、
えさをあげてもちっともなつかなかった。
強引にかごに手を入れて乗せようとすると
怖がって後ずさりし、つつくばかりだったので、



当時、熊本の田舎に住んでいた私は、
夕方、時々母と近所の土手を散歩した。
田舎道を散策している途中、
母がヒョロ長い草を見つけては、むしって集めているので、

「それなに?」 と聞くと、

母は 「セリ」 と答え、

「インコが食べるとよ」 と言った。

うちに帰って、
さっきの採りたてのセリを鳥かごの葉っぱ差しに入れてやると、
いつもはビクビクしている2羽のインコたちが、
サササッと寄ってくるやむさぼり食べ始め、

あっという間に食べてしまった。

インコはセリが大好きだった。
葉っぱものならなんでも食べたが、
匂いの強い、セロリやパセリもよく食べた。


人にはまったくなつかないこの2匹のインコだったが、

とにかく、しょっちゅう卵を産んでいて、
鳥かごの中の木の巣箱をそ~っと開けると、
中でヒナがピィピィ鳴いている。
そのうち、1~2匹は死んでいるということも時々あったが、
ほとんどはちゃんと大きくなって
それでまたどこかのお宅にもらわれていくという、
インコの里子の連鎖がご近所内で行われていた。


ある時、
この2匹がまた卵を産んだ。
私は今度こそ、このインコを手乗りインコにしてみたいと切望し、
ヒナに孵った時点で、巣箱からそっとヒナを別のかごに移し、
(そのかごというのは、籐で編んだ買い物かごだったが)
そこにタオルを敷き、
毎日毎日せっせとお湯でふやかしたエサをあげ、
自分の手でインコを世話し、しばらく育てた。
正直、ヒナの時は毛も不揃いで皮が薄く、目も出ていて
気持ち悪い。
しかし、だんだんと毛も整ってきた頃には、
すっかりなついて、肩に乗ったり指に止まったりして
本当に可愛かった。
頭に乗せると、髪の毛をくわえて引っ張るのがまた面白く、
何度もこのインコを頭に乗せて遊んでやった。

この手乗りインコが成鳥になってからも、
相変わらず最初の2匹はビクついてちっともなつかなかったが、
それからもずっと元気でよく卵を産んだ。
今にして思えば、
あんなに卵を産んで、いろんな人にうちのインコの子供をもらってもらい、
もう、ご近所ではあげる人がいなくなってしまったんじゃないかと思ったのだが、
それでもうちには
そのつがいと手乗りが1匹の、常時3匹しかいなかった。


つがいの2匹が、特に丈夫で卵をよく産んだのは、
あの時母が、新鮮なセリやパセリをしょっちゅうあげていたからではないだろうか。



そして、
よく母にセリを料理してもらった私も、
インコ同様、今もセリが大好きである。


















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最終更新日  2006年11月01日 08時32分33秒
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