いいもん見つけた&手作り・アウトドアー

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2005年09月11日
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テーマ: ■道具拝見(461)
カテゴリ: 職人の技

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「Herkuless Saws」 今はどこに売っているのか。

私の ナイフの師匠(ナイフメーカー)は、電動の機械はほとんど使わない。
電動で 持っているのは、安いベルトサンダーとボール盤だけ。
工作道具は
手になじんだ物ができれば、他のメーカーは使わない。
手になじむと どのようにも思ったとおり
削ることが出来ると言う。

日本刀 関連も とても詳しい。
すかし鍔(つば)等 研究のために 師匠は 自分でも作る。
この鍔は、たくさんの穴があいているのが特徴。
その穴を 糸鋸でひとつずつ 切り開ける。
その時 糸鋸の切り方を 教わった。

切る対象を しっかり横に固定する。
糸鋸を 縦にして 切る。 左右に振れないようにする。
余計な力を入れず テンポよく切る。 それだけ。
厚さ 2cmから3cm の金属を どんどん切っていく。
私は何度 刃を折ったか。
師匠は 折らない。 「腕だよ」と言う。

しかし 何日目かに 師匠が 刃を折った。
じっと見ていると 大切そうに 糸鋸の刃を 入れ物から出した。
「Herkuless Saws」 アメリカから取り寄せた物。
笑顔で 問い詰めると
「いろいろ使ったが これが一番よく切れる」 と白状。
使ってみて驚いた。
切る手ごたえが 日本製のものとは 全く違う。
同じ状態のキレがいつまでも続き 程よい抵抗感。
変な力が入らず とても気に入った。 
心なしか 折る回数が減った。

そして
刃の粗さの 種類ごとに 「素人なら一生分」を 譲ってもらった。
師匠は、ちょっと残念そうな顔をしたが 
背を向け また 「鍔」 作りを始めていた。 
テンポよく 手ごたえのある音と共に。







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Last updated  2005年09月11日 13時26分23秒
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