いいもん見つけた&手作り・アウトドアー

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2008年03月23日
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日本が誇る「片刃」。カンナ・出刃・刺身包丁・切り出しなど。
刃の角度が左右違うため、物を切ると鈍角側へ切り先(力)が向く事が特徴。
ある意味では、使用目的を特化した時に必要な刃の形だと思う。

腕がないと、物を切る時にまっすぐ切れない。(すぐ慣れる)
片刃の出刃包丁等でパンをスライスすると刃先は左側へ流れて厚みが
違ってくる事でも分かる。


ブレード右側


ブレード左側


マタギなどが持つナガサなども片刃。
この片刃で枝などを切る時は、慣れがないと難しい。(すぐ慣れる)
木の右側の枝はしっかり切れるが、左側の枝を払おうとするとはじかれるので
知らないととても危険。

しかし、片刃の利点を知ると捨てがたい物となる。
鈍角側の切る対象物にどんどん食い込んでいく感覚はすごい。
つまり手元で物持ってを切る時<鉛筆を削るような持ち方>の削れ方は
すごいものがある。

また研ぐ時も鋭角側だけ研げばよいので、刃先も鋭く研ぐことができる。
(両側を研ごうとすると刃先が丸くなりやすい)


魚模様

当方のナイフ作りの師匠は「片刃」についての造詣(ぞうけい)が深い。
完全な片刃にするより、7:3の刃の方向にすることが汎用性と使い勝手
が向上するという。
つまり対象物を切ると「極端な刃のぶれ」がなくなる。 
いろいろな物を削る時の食い込みがとても心地よい。
師匠発案(許可をいただいて)の7:3片刃の洋式ナイフを作った。


イエローマイカルタ


ナイフ好きの友人との山行の際、互いのナイフを見せびらかすため作った。
以前 自作 シースナイフ <道具自慢大会用> で、作るまでのいきさつを
ご紹介した物。

シルエットは、アメリカのカスタムナイフメーカー を意識。
 全長   : 162mm
 刃長   : 70mm
 鋼材   : ATS-34 (ステンレス系)
 刃厚   :  4 mm (この大きさでは、とても厚い)

ブレード仕上げ :ヘアーライン(細かい筋が入った物)
 ヒルト  : ニッケルシルバー  
ハンドル材:イエローマイカルタ (人工)
       釣り用として塩水にも強い人工物のイエローマイカルタとした。
グラインド:フラットグラインド 
 重量   : 95g
 シース  :4.5mm厚 遊び心で魚模様を入れた。
       厚手の皮を使いハンドルの色に合わせ焦げ茶とした。
 刃型   : 片刃 


厚い皮のシース

こうして「カタバ」ナイフが出来上がった。
鍛造のナイフはもともと切れが良いが錆びやすい。
それに比べステンレス系はメンテナンスが楽だが切れ味は「すべる」という
嫌な感触がある。
ステンレス系でも片刃で切れ味がカバーされる。


ステンレス系鋼材のナイフこそ、片刃が必要なのではないかと思うこの頃です。






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Last updated  2008年03月23日 10時34分06秒
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