2005年01月17日
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今日は阪神淡路大震災が発生してから10年目。

被害にあった方々が将来に向けて望みの持てる生活を
送ってほしいと心から願っている。

亡くなった方の冥福をお祈りしたい。


10年たった今でも、その日とそのあとの出来事は
いまでも鮮明に覚えている。


震災のあったその日、俺は入社1年目。
大阪の会社に就職し、大阪府吹田市垂水町というところに
住んでいた。震源地からは60km以上遠いところである。


何の夢か判らなかったけれど、夢も見ていたと思う。

その時はベッドはまだ持っていなかった。
ペランペランのマットレスを床にひいて、毛布と布団をかぶって寝ていた。


そして外が薄っすら明るくなるかならないかの朝5時46分。


下からどーんと突き上げられた感覚。
一瞬で目が覚めたものの状況が飲み込めなかった。

下の部屋の奴が暴れているのかと思って一瞬頭に来た。

ところが振動が収まらない。
というかありえないくらい揺れている。
ゴゴゴゴ・・・という音が続く・・・

観葉植物が倒れ、テレビ台の上のテレビが落下した。


俺はとにかく布団を頭までかぶって振動が収まるまでじっとしていた。

いろんな部屋からガチャーンという陶器やガラスの割れる音や
女性の悲鳴まで聞こえてくる。


そんな揺れが約1分続いただろうか。


振動が終わったのですぐTVを台の上に載せ、ざっとめちゃくちゃに

TVやラジオのスイッチをつけてみる。

電源が入らない。停電している。

部屋を出てみる。寮に住んでいる同期の連中もぱらぱら出てくる。
一応、寮全員を訪問して各自の安全を確かめていった。
女の子は狼狽の極みで泣きじゃくっている人もいた。

会社の寮とは関係ない近所の人たちも、寮の前の広場に集まって
みんなで「大丈夫ですか?」と声を掛け合っていた。

寮の全部の部屋を周って行った結果、1人同じ九州出身の奴だけ
全く返答がない。チャイムも電話も停電でならない。
ドアをドンドン叩いて、新聞投函口から声をかけても返事がない。
寮の予備キーが会社にあるので、それをとってきてあけるしかない。

鉄筋コンクリートで新築1年目のマンションなのに、いくつか亀裂が入っていた。
本当にびっくりした。

周りの状況がどうなっているのか、全然把握できない。
会社は大丈夫なんだろうか?それとも俺らの住んでるエリアだけ?
と思ったりしていた。

地下鉄御堂筋線が走る時間になっているのに電車が走っていない。
結構やばいことになっているんだなと思った。


出勤時間が迫ってきた。
寮の人間は一応集まって、「これからどうしたらいいのか」
を話し合っていた。そうしているうちに「あかずの間」から
みんなを散々心配させた奴が出てきた。

なんと普通に寝ていて全然気がつかなかったそうだ・・・

驚きあきれるばかり。でも無事だったのでよかったとしよう。
彼の武勇伝が1つ加わった。

7時前に電気が復旧。
実家に電話し無事を知らせる。
ところが両親はそういうことが起きている事実を知らなかった
らしい。TVをつけて「あらー」とか言ってた。
・・・まあそんなもんだろう。


本社総務部から、寮の人間を会社に召集する令が下った。
やむをえずスーツに着替えて会社に出勤。

全ての机の引出しは飛び出し、しっちゃかめっちゃか。
書類で一杯で普段は押してもびくともしない書類棚は
ぶっ倒れて書類散乱。

しかも最悪なことにトイレの下水道が逆流。
フロアは水びたし。

もう普通に死ねる状況だ。泣きたい。
誰かにどうにかして欲しいのだが、結局は俺たちで片付けて
いくしかないのだ。

上司、先輩、同僚が出勤してくる。
みな朝から一様に焦燥しきった顔である。

午前中に大まかな片付けが終わった。
地下鉄御堂筋線は相変わらず動いていない。

相当にやばい状況である。
社員も今だに連絡がとれていない人がいる。

そして、この地震の震源地が大阪ではなく神戸であることを知った。

特に高速道路の高架が根元から折れぶったおれている状況は
もはや我が目を疑うような状況でしかない!

三宮あたりも壊滅と聞いた。
俺が納品した店の入ったビルが潰れている!

いろんなことが一遍におきて頭が大混乱だ。

電話は常につながりにくい状態。
夕方に初めて社員全員の安全が確認された。
一応一安心なのかな?


仕事らしい仕事が出来ないまま夕方過ぎに退勤。

ダイエーは店内真っ暗なものの営業している。
従業員が懐中電灯で店内を照らしている。

震災で困っている人の助けになるように営業することを
決めたそうだ!本当に偉いと思った。


寮の人間が俺の部屋に集まってくる。
1人だと心細いのだ。
余震があると全員緊張する。女性は泣き出す。

みんなで夜ご飯を食べた。
そのあと自分ひとりの部屋では怖くて眠れないと
急遽俺の部屋が合宿所になった。
女の子達がいるからと泊まっていく野郎もいた。

・・・まあいいんだけど

約1週間そういう状態が続き、「合宿所生活」の中で
新たな恋を始めたカップルも生まれ(ヤレヤレ)、みな少し
ずつ普段の日常を取り戻していった。


そして普段の日常を取り戻し、TVなんかでニュースを見るに
つけ、神戸地区等の被害状況が明らかになっていった。

それはそれで本当に怖かった。
怖い中で、「俺らに出来ること」を考えていた。

で、みな出せるだけのお金を出し合って寄付した。


この日に始まった地震の経験は決して忘れない。
10年経った今でも、このあと何年経とうとも。





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最終更新日  2005年01月20日 00時31分03秒
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そのころ・・・  
kfstyle  さん
朝FMをつけると、最後のニュースで「神戸で震度6の地震がありました。」
えっ!と思ってTVを見ると神戸が…

関東人はいつ大地震が来るかおびえてます。しかし関西に来るなんて想像もしていませんでしたし、ショックでした。

震災1年後神戸に行きましたが、街は少しずつ戻っていましたが、至るところに青いビニルシートがあった光景は忘れられません。 (2005年01月20日 01時06分28秒)

Re:そのころ・・・(01/17)  
天神2004  さん
>kfstyleさん
私は千葉に2年住んでいたのですが、住んでいる際に小さな地震
を何度か経験しました。そのたびに関東大震災が来たのではないかと
神戸地震の記憶とともに思い出されて怯えていました。

今は地震警戒という意識が大変低い福岡に住んでいますが
神戸地震を体験して以降、日本で安心できるところなんて
ないのだと思っています。

神戸は震災後、まもなく仕事でいかないといけなかったのですが
ここは本当に日本なのか?と思える光景でした。
その神戸が次第に復興を遂げていく様はなんとも感慨深いものが
ありますです。
(2005年01月20日 02時13分31秒)

Re:阪神淡路大震災から10年(01/17)  
NISHI2004  さん
僕はその日、京都で震災の日を迎えました。
震度6以上の地震はありえないくらいの揺れです。
人智を越えたというより、経験しなければ知りようがない自然の巨大な力・・・

震災2週間後に神戸に行きましたが、
目にしたのはここで戦争があったのかというくらいの廃墟とガレキの山。

1995年は地下鉄サリン事件と大震災を通じて日本の安全神話が
完全に崩壊した年でした。
あれ以降、日本は変わってしまったのだと思っています。

'95-05の10年を振り返ると、実はもの凄い変化の時代を生きていたんだなと
感じます。 (2005年01月20日 08時12分16秒)

Re[1]:阪神淡路大震災から10年(01/17)  
天神2004  さん
>NISHI2004さん
今まで生きてきて、あんな光景を実際に見たのは
後にも先にもあれ1回ですね。あ、長崎大水害があった!
それはまた別で書きます。
でも出来ればああいう光景は2度と見たくはないですね・・・

しかしそういう事態において、自分がどう行動すべきかというのは
考えておくことは大事だと思います。

激変の10年・・・そうですね。
10年前は私はポケベルしか持っていませんでした。
今は小学生が携帯を持っている時代です。
その当時、今の状況なんかとても想像できませんでした。

このあと10年先どうなっているんでしょうね。

このHPは残ってるのかな(^^;)
(2005年01月20日 22時08分20秒)

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