最新情報 前立腺がんの診断と治療

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2014年08月17日
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カテゴリ: 前立腺がん
◆◆ 前立腺がんに対する内分泌療法 その1 ◆◆

前立腺がんに対する内分泌療法について考えたいと思います。
前立腺がんと診断された時、前立腺がんの進行具合や患者さんの状態によって、お勧めの治療が提示され、治療法が決定されます。

内分泌療法(去勢術またはMAB療法と考えていいです)を全ての前立腺がん患者さんで行うわけではありません。

前立腺がんの状態によって大きく

1. 限局性前立腺がんに対する内分泌療法
2. 局所進行前立腺がんに対する内分泌療法
3. 進行前立腺がんに対する内分泌療法
4. 転移性前立腺がんに対する内分泌療法
5. 根治療法後の再発に対する内分泌療法
  1) 根治手術後
  2) 根治放射線治療後
6. 去勢抵抗性前立腺がんに対する内分泌療法


◆◆ 限局性前立腺がんに対する内分泌療法 ◆◆


日本では、前立腺がんが見つかったとして、なにもせずに経過を見るという事は医療側もお勧めしてきませんでしたし、患者さんも前立腺がんが見つかったのに何も治療しないというのは、不安でしょうがありませんね。
特に高齢だったり、併存疾患(心筋梗塞や脳梗塞、腎臓病などの重篤な病気があって、そちらの治療が急ぐ場合など)があると、根治療法(手術や放射線療法)は出来ない場合があります。内分泌療法は、男性ホルモンを下げる治療で、治療すぐの副作用は重篤なものは少なく、外来で始められるやり易い治療です。そういうこともあって、早期の限局性前立腺がんに対しても、いままで内分泌療法を行うことが多かったと思います。
10前後あったPSAが、0.00になれば、患者さんもご家族も、効果が実感できて、継続することになりがちです。

しかし、『限局性前立腺がん』に対する内分泌療法は、普通はお勧めではありません。


年齢・余命
体力
併存疾患の有無と程度
症状の有無(排尿障害など)
治療前PSA
T分類
グリソンスコア(『前立腺がん、前立腺がん疑いと言われたら読む本』参照)


『限局性前立腺がん』のリスク分類に



<D’Amicoのリスク分類>
1.低リスク:PSA10未満 かつ GS6以下 かつ T1-T2a
2.中リスク:PSA10.1-20 かつ/または GS7 かつ/またはT2b
3.高リスク:PSA>20 または GS8以上 または T2c
     GS:グリソンスコア 




『D’Amicoのリスク分類』で、『限局性前立腺がん』の将来予測を行い、治療選択に役立てるというわけです。




次にお示しするのは、『J-CaP研究会のリスク分類』です。



◆◆ J-CaP研究会のリスク分類 ◆◆

      レベル    ポイント
PSA     0-20     0
       20-100     1
       100-500    2
       500以上     3
グリソン    2-6      0
         7      1
        8-10    2
T病期     T1a-2a     0
          T2b-3a    1
          T3b      2
          T4        3
N病期     N1      1
(リンパ節)  
M病期     M1      3
(遠隔転移)  




各要素別のポイントを足し合わせることで、0-12点まで分類できます。
低リスク(0-2)
中間リスク(3-7)
高リスク(8以上)

の順に、点数が低いほど去勢抵抗性(内分泌療法(男性ホルモンを下げる治療)が効かなくなる)に至るまでの期間が長いことが示されました。たとえば、合計点が11~12点の場合、4年以内に90%以上に再発が認められます(内分泌療法が効かなくなる)。一方で、合計点が低ければ、たとえば合計点が1点であれば、4年後に再発するのは30%と少なくなります。このように、合計点数が高いほど、病気の進展や去勢抵抗性になるまでの期間が短くなります。また、予後(生存率)も逆相関する(合計点が多いほど悪い)といわれています。


この『J-CaP研究会のリスク分類』は、限局性前立腺がんだけに対するリスク分類ではなく、







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最終更新日  2014年08月17日 19時47分52秒
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