壮絶なる生きかたに、感銘を受けまして全文を紹介さしていただきます。失望の淵にいる人は希望を、暗夜なれば光明を得てください。
稲田様、記載お許しください。
000213]ガン宣告されたらどうするか
2006-04-13
いつも書かされている札幌のある月刊タウン誌の締め切りに直面し、「いったい何を書いたらいいんだろう」と思いあぐねた果て、結局「ガン」の話を書いてしまいました<笑>。
時間とアイデアがないときには、ふだん頭の中につまっているテーマを書くに限ります。なにしろ、すなおにそのまま文字にすれば済んでしまうからです。
ただ、タウン誌のその誌面には限りがあるために、具体的な突っ込んだ内容には全く触れられませんでした。これだと、「ん? なに? バカじゃないの!」と笑われて終わってしまいそうです。
でも読者の中には、そう思いながらも「千島学説」になんとなく関心を抱き、本が出版されたときには買って読んでくれるかもしれません。
そんな目論見も心のどこかに生じてきて、「ガン」というテーマで書いてしまったのかもしれません<笑>。
それはともかく、せっかく書いたのですから、できたてのほやほや原稿を、参考までにここでも紹介させていただきます。
ここまでずっと連載を読んできてくださった方は、あまりにも乱暴なその書き方に、あるいは呆れ果ててしまうかもしれませんが、その辺はどうかご容赦を。
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【タイトル】
ガン宣告されたらどうするか
【リード文】
革命的な医学理論と言われた千島学説の本を書いてみたいと思っていたところ、
なんとぼくにガンが宣告された。そこで「しめしめ!」と思いながらウェブ上で連載を始めた。それを読めば、ガン患者にもきっと希望が生まれてくるにちがいない。
【本文】
インターネットで「ガン」に関する連載を始めてほぼ9ヶ月になる。これは最初から出版を前提として始めたものだったが、本にしてもうすでに400ページの分量にもなった。
それだけに、そろそろ一区切りつけなければならない段階に差し掛かっている。
この連載でつくづく思ったことは、その想像以上の反響の大きさから、ガンが多くの人たちの大きな関心事になっているという実感だった。
たぶん多くの人々が、家族や知人あるいは本人と、ガンをぐんと身近に感じているからだろう。
確かにガンは恐い病気であり、
いざガン宣告が下されるや、普通なら生活がたちまち危機に見舞われる。生命の危機はいうまでもなく、仕事、家計、生活のリズム等々を含めた人生の危機である。
●ガン宣告に「しめた!」
ところで、なぜぼくがガンに関する連載を始めたかと言えば、去年の5月にぼく自身がガンを宣告されたからだった。
それも病期は3b期。4期が末期だから、末期寸前でガンが発覚したのである。
医師は最初から全身転移を疑い、即刻入院してガン治療に専念せよと強く迫った。
しかしガン宣告を受けたぼくは、逆に「しめた!」と思い、ガン患者としての立場からガン問題の連載を開始した。
「しめた!」と思ったのには、もちろんそれなりの理由があった。
その一つは、これでようやくガンについて書く資格が生まれたと思ったことであり、もう一つは、治癒へのトライができると思ったからだった。
もちろん病院とはオサラバし、仕事もそのまま続けて普通どおりの暮らしをする。それでもし3b期のガンが完治したならば、社会を重々しく支配している「ガン呪縛」にひとつの風穴を開けることができるにちがいない。
そう考えたからこそ、ガン宣告を逆にラッキーと思ったのである。
こんなふうに書くと、空元気、脳天気、変人、気狂い、バカと思われるにちがいない。確かに今の常識からすればその通りだろう。
だが、ぼくにはちゃんとそれなりの勝算があった。
その根拠は、いまの生物学、医学の定説に異議を唱えた「千島学説」である。
その革新の医学理論に基づいて、治癒の旅をスタートしようと思ったのである。
●意外と自然に治癒は訪れる
そうは思いながらもその途上、仕事で滅茶苦茶な状態に陥った。
毎月のレギュラーに加えて4年越しの大きな仕事の追い込みに直面したからだ。
その結果、食事、睡眠、休息も大乱れの「日曜祭日昼夜なし」という4ヶ月が続き、それは健康な人でさえガンになりそうな不摂生とストレスの嵐の日々だった。
そんなぼくを見て、妻はひどく心配したらしい。医師が忠告したように、これではガンが悪化して、それこそ後悔するような事態に陥ってしまうのではなかろうかと…。ところがさにあらず、ぼくは仕事の大きな坂を駆け上り、しかもガンも好転していった。
こんな書き方をしてしまうと、
この後に「○○がガンに効く」等と、何か特定の商品のPRが続くと思うにちがいない。しかしこれもさにあらず、ぼくは特定の健康食品やサプリメントや宗教のPRマンではない。
とは言っても、全く何もやっていないというわけでもないが、ガンは肩をいからして必死で何かに精進したり、かなりのお金を使わなければ治らないというものでもない。
ごく単純なアプローチで、ガンは意外と自然に治癒してしまうものなのである。
実際、連載を始めてやがてするや、東京の国際弁護士が書いたぶ厚い原稿が送られてきた。
その内容は、やはり千島学説的なアプローチをした弁護士が、時間は3年かかったものの、見事に肺ガンの完治に至った記録だった。
彼の場合は友人に医師が多いことから、ガン治癒の証明を複数の医師たちがしてくれていた。医師たちは弁護士に入院と手術を強く勧めながらも、ごく単純な方法で完治に至った彼の前に脱帽したのである。
●「ガン呪縛」からの解放を
こうした事例は意外と多い。しかしそれらは「奇跡的な生還」等と特別視されがちで、なぜ治癒したのか、その医学的根拠が示されることはあまりない。が、何よりも大事なことは医学理論であり、そこからガンの完治が説明されるとき、初めて「ガン呪縛」から解放されるのではなかろうか。
ガン患者であるぼくがインターネット上でリアルタイムの連載をしているとあって、読者はどんどん増えてきた。ただ、超多忙で4ヶ月間沈黙した時には、「入院?それとも死亡?」と、心配した読者たちからのメールが相次いだ。
現時点で400ページになった連載記録は、この後再編集して出版したいと思っている。というのも、連載期間中にも何人かの友人がガンで亡くなったため、のんびりといつまでも連載を楽しんでいる場合ではないと思ったからである。
残念ながらこの限られた誌面では、ガン克服の詳細を具体的に語ることができない。それに、手術や抗ガン剤なしでガン治癒ができるなどと言ったら、きっと医療産業関係者に恨まれてしまうことだろう。
とにかくガンは決してそんなに恐いものではないが、それにはガンとは何か、なぜガンができるのか、どうしたらガンが治癒できるのか、キチンとした医学的な説明が必要だ。
だからこそ、一時はノーベル医学生理学賞にノミネートされながらも、すっかり封印されてしまった千島学説の開封が待たれるのである。
千島学説は千島喜久男医学博士の半世紀にわたる研究の結実で、その医学全集全10巻の総ページは5550ページもある。
そしてその革命的な医学理論の正しさが、近年の各分野における数々の研究成果によって裏打ちされ始めている。
3b期のガン患者であるぼくはまだ完治には至ってはいないものの、ガン宣告からまもなく1年を迎えるいま、このように元気でちゃっかり「本のPR」としゃれこんでいる。
こうした事実があるだけでも、ガン患者やその家族たちに、少しは希望を抱いていただけるのではなかろうか。
(稲田芳弘)mag2メルマガより
がん呪縛を解く
千島学説ガン治療