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2008.10.13
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「この株安で【生保】がとぶんじゃないだろうか?」

と話していた所、丁度その日に大和生命の破綻のニュースが流れた。


当然、他の生保は大丈夫なのか?

第二、第三の破綻は起こらないのか?

と不安になるのは私だけでは無い筈だ。



これについて中川金融担当大臣は、

「高いコストの保険事業を高利回りの有価証券の運用で補てんするという「特異な収益構造」であり、他の保険会社と状況が異なる」

とコメントし、




「これ(株価暴落)とは直接関係ない。はっきりしている。これはきちんと別にしておかないといけない」


自民党細田博之幹事長も、

「(大和生命は)中小の小さな会社で、それが資金運用その他、独自の路線をとって破綻したと理解している。これをもって一般化する必要はない」


と、口をそろえて

「連鎖破綻はない」

「大和生命だけの特別な事だ。」

「大丈夫だ」

という事だ。


イヤイヤイヤイヤイヤイヤ(-_-;)

「だから、なにがどう大丈夫なの?」

と、皆さんは思わなかっただろうか?




金融庁も以前から、この会社の経営状態には目を光らせていたという事だ。


営業基盤の脆弱な同社は、やや投機的な債権での運用の比重を高め、

それが「サブプラ」がらみであったので、

【責任準備金を】を大きく毀損し、同時に株安の影響を受け債務超過となったらしい。

既に9月末の段階で債務超過に陥っており、10月10日に会社更生法の申請をしたのである。





金融庁は以前より同社から報告を受けていた。

それなのにどうして、9月末に債務超過となった時点で業務停止しなかったのか?

9月末から10月10日までの間に契約した人はどうなる!



さらに、大和生命は3月末時点で責任準備金にマージンが少なくなり、

金融庁から「改善しなさい」と指導されて、

挽回のために投機的な高利回り債権、つまりリスクの高い運用を行ったとある。



確かに、金融庁が今現在把握している事実としては、

「大和生命だけの特別な事情」なのかもしれない。


しかし、現在の金融庁の監督体制で大和生命の破綻が起こったのだから、

今後も同じようなプロセスで破綻に至る会社が出ない保障はない。、


報道されている事実を並べてみれば、

金融庁は投機的な運用をしていた事は知っていたという事になるのだ。



たまたま今回は、大和生命だけなのかもしれないが、

だからといって「大丈夫だ」とは言えんだろう?

「今はまだ大丈夫」と言っているに過ぎない。



いったいこの国の保険業行政は、

保険会社を自由化してるのか、それとも役所の管理下に置いているのか、

「いったいどっちなんだよ。」と思う。

少なくとも、債務超過になったら即日業務停止とかは出来そうなもんだろう?

なんで10日後になってるの?

そこにはどんなルールがあるの?

全く不透明で気持ち悪い。


理屈の上では債務超過になる前に、

保険会社の経営が危険水域に入ったら業務を停止するとか出来るはずだ。

何よりも契約者保護の為には必要な措置だと思う。


政府首脳のコメントからは、

「大和生命というマイナーな会社の事だから・・・」

という、なんとも気持ち悪い含みを感じる。


少なくとも10月に入ってから大和生命に契約して被害に有った人は、

国と金融庁を相手取って訴訟を起こしても面白いんじゃないかな?


大和生命の規模だからあんまり数がいないかな?


「小さな保険会社に起こったことだから」という、

なんとも気持ちの悪い政府の対応だった。







明日は株価が反発しますよーに。













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Last updated  2008.10.13 23:16:22 コメント(1) | コメントを書く


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