くれっしぇんど

「坊ちゃん」を音読破!


★「坊ちゃん」音読破!

2005年3月7日(日記より)

先月25日の朝、一通のメールが届いていました。
「斎藤メソッド一学期、二学期受講生のみなさま
斎藤メソッド春期特別講習を下記の通り行いますので、お知らせいたします。」

   日時:3月6日(日)10時00分~17時00分

      ―集中力を持続させるトレーニング―
  日本初『坊っちゃん』一日音読破にチャレンジ!!

読んだとたんに胸がわくわくしました。
世界一受けたい授業に出演なさっている齋藤先生を見る度、
「あ~ぁ。。また齋藤先生に会いたいな。」
と言っていたユウキ。
この案内を見せるとやはり「行きたい!」と言います。
幸いこの日は、サッカーは新しいメンバーを募集するための体験会で
試合はお休み。
それでも普段は絶対練習を休むとは言わないユウキも悩みに悩んで受講を決断!
一時間の体育館練習があったのですが、「授業がありますのでお休みします。」とコーチにお伝えして、申し込むことにしました。
授業。。。そう、世界一受けたい授業を受けるんだものね(笑)
サッカーのための集中力を養うトレーニングだと思って頑張って来ようね!

ここ(楽天)でお友達になったとむやんくんママからもメールをいただいて
この度一緒に講習を受けることを知り、お会いすることになりました。
とむやんくんママは、とてもスレンダーで素敵な方。
とむやんくんは日記のイメージどおりの優しい雰囲気の
可愛い男の子でしたよ。
とむやんくんと彼のお友達のM君、そしてユウキ。
三人はあっという間に仲良くなって、さっさと私たちを置いて
教室へ入って三人仲良く座っていました。


齋藤孝の音読破(1) 坊っちゃん ( 著者: 斎藤孝 | 出版社: 小学館 )


さあ、いよいよ「坊ちゃん」の音読スタートです!
わたしたち父兄は、一章と最後の十一章のみ見学させていただけました。

最初に先生が「音読破はマラソンのようなもの。
今日は先生は君たちのコーチだ。
完走することは君たちにとって大きな自信になるよ。
それに夏目漱石は一番文章のうまい作家なんだよ。
その日本一の漱石の「坊ちゃん」を音読破することは
きっと君たちの宝物になるよ。」

子供たちの表情が輝いていくのを感じました。
最初はぎこちなくバラバラだった子供たちの音読も
テンポ良く歯切れの良い先生の声に続いて読んでいる内に
一章を終える頃には随分リズミカルになっていました。
途中で先生が「面白いと思ったところは笑いなさい!!
あのね、本当に仕事ができる人はよく笑うんだ。
感情を表現できるようになるってことは大切なことなんだよ。」
とおっしゃった途端、ユーモア溢れるフレーズになると
クスクス笑う声がどんどん広がって、
聞いているこちらまで口元が緩んでしまいます。
先生は著書の中でも「文学を読むことは感情を耕すことになる」と
書いていらっしゃいましたが、それが体感できました。

一章にかかった時間は約35分。
まだまだマラソンでいうと3、4キロ地点通過ということでしょうか。
「しっかり齋藤コーチについて行くんだよ。」
と心でエールを送りながら、一旦、会場を去りました。

三時半頃、再びとむやんくんママと近くの山の上ホテル内の喫茶店で
待ち合わせました。
いつもお互いの日記でお話しているからでしょうか。
とても初めてお会いしたとは思えないくらい自然とお話ができて、
本当に楽しかったです。

会場にもどるとリズミカル朗読の声が聞こえてきました。
午前中、聞いた時よりずっとみんなの息がそろっているように感じます。

いよいよ最後の章を迎えて、私たち父兄も教室の後ろへ。
ユウキが私を見つけてとても嬉しそうに笑いました。
思ったよりずっと元気そう!
齋藤先生のパワーも最初と全く変わることなく
明るく子供たちを引っ張ってくださっています。

「いよいよスタジアムだよ。あと少しだ、頑張ろうな!」
すっかり息の合った朗読にただただびっくり。
一緒にひとやま超えてきた同志がここにはいるんだものね。

最後の一文を読み終えた途端、一斉に拍手が湧き起こりました。
「やったぁ~万歳!!」
「すごいぞ~!!よくやった!」の先生の声に誇らしげな子供たちの顔。
思わず胸が熱くなりました。

驚いたのは、子供たちはあのスピードで読みながらも、
ちゃんと内容を理解しているということ。
本の最後に「坊ちゃんクイズ」というものがあり、
先生の問いにみんなが答えるのですが、即座に答えが返ってきました。
ユウキはあの坊ちゃんクイズがとても気に入ったらしく
今夜の夕食後も、本を私に渡して
「坊ちゃんのこと、質問して。」
「あのね、坊ちゃんはね。。」とおしゃべりが止まりません。
一番のお気に入りは、御婆さんの「・・・・な、もし。」の方言だったそうで
「先生の真似をみんなでしたら、先生も笑った。。。ククッ(笑)」
と本当に嬉しそうでした。

昨日、終わった直後、「どうだった?!疲れた?!」って聞いたら
三人で声を揃えて「そりゃそうだよ。疲れた~、お腹すいたぁ~!!」
ってさわいでたのに、帰る電車の中では
「またとむやんくんやM君たちと一緒にやりたいな~。」ですって(笑)
仲間と一緒に完走できた達成感を充分に感じていた様子。
この出逢いをこれからも大切にしようね!

それから、こうも話していました。
「ぼくは最後まで読むて決めていたから
一度も辞めようとは思わなかった。
6、7章辺りが一番辛かったけど、先生が、今、上り坂だよ。
ここを超えたら楽になるよ。
頑張れって励ましてくれたから、大丈夫だったよ。」
完走は、名コーチのおかげってこともちゃんとわかっていたみたい。

たった一日でしたが、心が豊かになるのを感じることのできる
貴重な体験でした。

齋藤先生、日本テレビスタッフの方、
本当にありがとうございました!

12日の日本テレビ 世界一受けたい授業 の放映が今から楽しみです。




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