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漫画読みは基本的にアート好きなんじゃないでしょうか。
もちろん、単に面白いものが見たいだけ、読んだら読み捨てという人もいるだろうけど。でも、やっぱりストーリーが面白くて絵が上手い(デッサンに秀でているというだけではない。)人が結局は生き残っていくってことは、みんな上手い絵が見たいってことなんではないのか?(強引だな、おい。)
そういう上手い絵が見たい人、でも、漫画アニメ以外の絵にあまり触れたことの無い人にこのカテゴリーを捧げます。(そんな大層なもんじゃないが。)
ま、半分は私が好きな絵の覚書だけど。
それから、もっと専門的な解説が見たいという方は、画家名で検索かけたら山ほど出てきますから、そちらをご覧下さい。皮相的だからといって苦情のコメントはしないでね。(笑)削除しちゃうぞ!
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で。
記念すべき第1回目は、著作権もばっちり無くなってるあたりから。
ヒエロニムス・ボス (ネーデルランド1450年頃~1516年没)
はい。かっちょい~ですね。
「最後の審判」でございます。ウィーンの美術学校所蔵作品です。「快楽の園」が一番有名で楽しいんですが、そっちは結構目にするかと思いこの絵を紹介しました。しかし小さくて何にもわからんですね。いや~。本屋さんや図書館で是非大きな図版を見てください。(ははは)
快楽の園で遊びすぎるとこうなるってことでしょうか。左パネルの楽園もこの絵ではしっかり追放の場面まで描かれています。でも、良く見るとやっぱりこの獄吏たちの造形もヘンテコリンでユーモラスですよね。人間達もひんそで、ものすごく痛そうな事されてるのに、あんまり悲壮感が無い。うれしーんだか、痛がってんだかちっとも分からないし。この無表情さがまた面白いと思いませんか?この乾いた感じゆえにあまり悲痛にならずにいつまで眺めていても飽きないのかもしれません。
「快楽の園」部分 よくお尻になんか刺さってるの
さてこのおじさんですが、日記やら手紙やら手記の類が全然残ってないらしく、生まれた年すら良く分からないんですね。
芸術一家だそうで父親と其の兄弟3人も画家、ボスの兄弟の1人も画家だったらしいです。
そして奥さんは結構な財産家だったのであんまり苦労していたわけじゃなく、(ただ、あとで相続争いでもめたりしてる(笑))
慈善事業に近い形で祭壇画だけでなく教会の装飾品(シャンデリアやステンドグラスなど)も作っていたようです。
ところで、このあまりに強烈な個性に、漫画家さんが影響を受けないはずは無いですね。一番に浮かぶのは古屋兎丸さんの「Palepoli」。影響というか、もろ出し。。。(笑)。いや「オマ~ジュ」ですね。(^_^;)
古いところでは手塚先生もなんかのアニメでキャラの造形に使っておられたと思います。(詳しい人おられます?うろ覚えで書いてる、いい加減な私を許して~)。
「快楽の園」部分 手塚アニメでこんなキャラ、見覚えないですか。
あとびっくりしたのは「ハウルの動く城」の、黒の扉を開けたところ。(まず、現世のイギリスで無かったことにひっくり返ったものですが、それは置いといて)空飛ぶカエルのような奴らが出てきましたね。カエルだけでなく、背景の暗い空など、イメージがあまりにボス的で、今までのジブリ作品とかけ離れた感じがして私はすごく引っかかってしまいました。
何故あんな抽象的な戦争をあそこで出してきたのか。それも、今までに無い人を不安にさせるイメージで。あれは心臓(こころ)を失ったハウル自身の不安が具現化したものだったんでしょうか。


宮崎さんがボスをイメージしたかどうかは分からないけど、よく似てますよね。
ま、それはともかく、これからもボスの絵は誰かに影響を与え続けることでしょう。そしてどこかでピンと来るものを見つけたら、ニヤリと笑ってあげましょう。
参考文献
BT‘95年5月号増刊「西洋絵画の281人」 監修 諸川春樹「ボス 光と闇の中世」 W・S・ギブソン 著
カンヴァス 世界の大画家6 「BOSCH」
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