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先週の土曜日、夜10時過ぎにある電車に乗車した。
席もまばらに空いており、一緒にいた連れと座った。
電車が発車し、ふたりでしゃべっていると、
どこからか愚痴っているような声が聞こえてきた。
当たりを見回すと、連れの左隣の老人がひとりでブツブツ言っている。
まぁ、以前にもこういった老人は見たことあるし、なにかボケか病気だろうと、気にせず会話を続けていた。
しばらく連れとしゃべっていると、ずっと
「クソ婆はなんたらかんたら・・・」
「今の若い連中はなんたらかんたら・・・」
しかも、僕たちがしゃべりだすと被せるように独り言を言い出す。
正直、イライラしていた。
周りの乗客は見て見ぬふり。。。
そりゃ、こんな老人に絡みたいと思わないだろう・・・・
そして内心は、うるせーなぁと思ってるだろう・・・・
下車するまでまだまだ時間もあり、イライラMAXになろうとしていた。
連れは僕のその様子に気づき、
「そんなイライラしないで(苦笑)」となだめた。
僕もある程度理解のある人間だ。
僕の千葉のお婆ちゃんもアルツハイマーでボケ老人。
赤の他人に抱きついてしまうこともある。知人だと思って。
でも、外出する際は絶対、身内の人が同行する。周りの人に迷惑をかけないように。
この老人は重い病気で独り言を言っているのかもしれない。
でも、発言内容が許せなかった。
女性が乗車してくれば、「クソ婆・・・・」
女性が下車すれば、ケツをじっと見ながら「クソ婆・・・・」
僕がしゃべれば「今の若者はなんたらかんたら・・・・」
もう限界!
次の駅で降りなければならない。これは一言言わんと気がすまねー!
注意しなければ、他の乗客に迷惑がかかる。
連れに
「次の駅で降りるけど、先に降りてくれない?すぐ追いかけるから」
「やめなよー。もういいよ(苦笑)」
連れは僕がなにかするだろうということを察知していた。
目的の駅に着き、先に連れを行かせた。
その連れのケツをジッと見ながら「クソ婆・・・」
すぐに僕はその老人の前に行き
「おい。」
老人下を向く。
「おい、オマエだよ。
うっせーーーーんだよ!」
「乗客に迷惑だろうが!
クソ爺!!」
他の乗客の目線が自分に来たのは感じた。でも関係なかった。
老人は自分は関係ないといった表情で黙りこくって下を向いた。
もし病気であれば、なにか意味の分からないことを言い出し、対抗してくると思っていた。
しかし、黙りこくった。
つーか、この老人 正常だけど、言いたい放題いいまくってたんじゃねーか?
注意してよかったと思った。
過ぎ行く電車を目で見送りながらホームを歩いた。
連れは
「気をつけてね。あーゆー人はなにするか分からないから・・・・」
確かにそうだが、なにも言わない、注意しないのはおかしい。
ホームの後ろから、女性の声が聞こえた。
「あの人、よく言ってくれたよねー!ずっと私も思ってた。」
男性の声も聞こえ
「俺も気になってたんだよね!」
だったら、てめーが注意しろ!
と僕が心の中でつぶやいた。