キリスト教カルトを斬る

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TERA DREAM

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2008.04.24
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カテゴリ: カテゴリ未分類



で、FH司祭問題を駁すを読んで欲しいといわれ、読んでみ

ましたが、あの方は日本聖公会京都教区の関係者の方ではな

いですか。日本聖公会京都教区の問題性に関しては一切何も

書いていらっしゃいません。

 1.ビラを子供が見ると困る
   「卒園生である子供たちの心への影響」
   「何の配慮もなく情報にふれる子供たちのこころ」
   「幼いこころの平安も、そのなかで考慮される」

 2.ビラは暴力だ
   「表題とは矛盾した、配慮に欠けた行為」
   「正義をふりかざした手段を選ばない情報による暴力」


 3.「私は偽ることなく、卒園児の母」
   「園を擁護する者の政治的な書き込みでは、と邪推さ
    れるのは自由ですが」

 子供を純粋培養のように育てるのは危険です。そもそも幼

児教育は、子供の社会化(socialization) を目指して始めら

れました。生まれた時から子供は家庭という社会の中で育ち

ます。言葉を覚え、行動様式を身につけ、時として自分で判

断しなければならないことを教えられます。そして同時に、

近代社会においても「公園デビュー」という言葉に象徴され

るように、家庭から近隣の社会に接し始めます。ある意味で

はこの「公園デビュー」で仲間に出会うわけです。公園で、

この様子を観察しているのが好きです。まだ歩くことの出来

ない子供が、それでも他人を認識しています。他のお子さん

に母親が近づくと泣き出すお子さんもいらっしゃいます。


 そして、この状態は歩けるようになるとまた大きく変化し

ます。他の子供が持っているものを興味を持ち、時として、

それを奪おうとします。別に悪気があるわけではありません。

それまでは家の中にある触っては行けない物は、すべて高い

ところに上げられてしまっています。最近の過疎化の問題は

こうした「公園デビュー」がなくなってきていることでもあ

りますし、都会でも、公園が近くにないところでは、ある意

味では過疎化と同じ状態を作り出しているかもしれません。


 そして、その「公園デビュー」から数年間は、家庭という

社会的枠組みから、「公園」という広い世界に子供は対面せ

ざるを得なくなります。過疎化・少子化が進む前は、兄弟姉

妹のいる子供はその兄弟姉妹によって村や隣組の世界に連れ

出されましたが、それが小学校に入学するまで続いていまし

た。しかし、日本でも幼児教育が始まり、幼稚園というまっ

たく新しい世界に子供達は入ることになりました。3歳から

4歳の子供達です。この場は、公園ではありません。一定の

秩序と規範のある社会です。そこにはそれなりの約束事があ

りますし、ある意味では日本の文化を支えている究極的価値

体系(ultimate value system) に出会う場と時でもあります。

幼児教育が始まる前は、年長の子供がそれを教育する責務を

負っていましたが、現在はこれを幼稚園や保育園が受け持た

なければならなくなりました。


 そうした意味では、幼児教育というのは当該社会にとって

非常に大事なものです。ですから、幼児教育に携わる人々は

社会の規範を熟知していなければなりません。そして、その

規範をしっかり受容している人でなければならないのですが、

いつの頃からか、この子供の社会化過程の重要な部分の中に

「のびのびと、自由に育つ」という社会規範無視の教育論が

普及してきてしまいました。実に危険なことなのですが、テ

レビや講演会などでそうした話を聞いた若いお母さん達は、

かなり影響を受けてしまったようです。


 S幼稚園の元園長であったH司祭は、こうしたことをどこ

まで認識していたでしょうか。S幼稚園に勤務していた時も

性的虐待行為を続けていたと聞いていますが、これは問題に

なりません。幼稚園という世界で、その後に出会う社会の規

範を身につけなければならないのに、園長が性的虐待をして

いたのでは、幼児教育の一番大事な部分が消えてしまいます。

しかも、性的虐待は重大な犯罪です。言い換えれば、日本と

いう国家の社会規範に明らかに反する行為です。こうした問

題をこのビラは主張しているのです。


 1.ビラを子供が見ると困る

 まだ漢字をほとんど読めない幼児がこのビラを理解できる

とは思えません。小学校の高学年になれば理解できるかもし

れませんが、もし理解できれば、その時こそその子供と一緒

に話し合いをし、事件の問題性を明らかにすることが教育な

のではないでしょうか。

 2.ビラは暴力だ

 FH司祭問題を駁すに、ビラ捲きは暴力だと書き込みをさ

れた方は、一から熟考し直すべきだと思います。子供を純粋

培養的に教育することは、極めて危険なことです。子供の主

体性を無視してしまうことになります。性的虐待がどれほど

重大な問題かを考えるためには、社会が持つ規範を教え込ん

でいかなければなりません。「ビラは暴力だ」という理屈は

明らかに日本聖公会京都教区の過ちを隠蔽しようとするもの

でしかないように思えます。

 3.「園を擁護する者の政治的な書き込みでは、と邪推さ
    れるのは自由ですが」

 邪推ではないと思います。そして、S幼稚園の卒園生の母

親でない方が書かれたのだとすれば、重大な問題があるので

はないでしょうか。「業務上横領罪と背任罪」で告発を考え

ていらっしゃる方々もいらっしゃるようです。





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Last updated  2008.04.24 19:12:04


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